Old(年寄り)、Jerk(嫌な奴)、Liar(嘘つき)、Rich(お金持ち)…。全米の有権者に「この候補者について、どんなイメージが浮かぶか」を尋ねた米メディアによる調査結果です。
— TBS NEWS 米大統領選 (@TBSNEWS_US) 2020年2月29日
一人の候補者でも、民主党支持者と共和党支持者とでは、全く異なるイメージが持たれていることがよく分かります。 https://t.co/hljlfzk03v pic.twitter.com/MlAKew0O22
【速報 JUST IN 】米 サウスカロライナ予備選 民主バイデン氏勝利確実 AP通信 #nhk_news https://t.co/s8HEp3Cl0s
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月1日
AP通信によりますと、集計率99%でバイデン前副大統領が48.4%と、サンダース上院議員らに大差をつけて初勝利を確実にしました。
AP通信が伝えた集計率99%の結果によりますと、
▽バイデン前副大統領が48.4%、
▽サンダース上院議員が19.9%、
▽実業家のスタイヤー氏が11.3%、
▽ブティジェッジ前サウスベンド市長が8.2%、
▽ウォーレン上院議員が7.1%、
▽クロブシャー上院議員が3.1%などとなっています。ほかの候補者たちは、全米14州で予備選挙が一斉に行われる今月3日のスーパーチューズデーを見据え、各地で集会を開きました。
南部バージニア州で演説したサンダース氏は、国民皆保険や労働者の待遇改善などの実現を訴え、「さまざまな人種や年齢の人たちがともに草の根の選挙活動を行う私たちならば、トランプ大統領に勝てる。一緒に前に進もう」と呼びかけました。
今月3日のスーパーチューズデーから本格的に参戦するブルームバーグ前ニューヨーク市長は、アメリカでも感染者が確認されている新型コロナウイルスの問題に触れ、「トランプ大統領は2か月前に説明を受けていたのに問題から目をそらしてきた。求められているのは危機的な状況に対応した経験がある人だ」と訴え、みずからの実績をアピールしました。
スーパーチューズデーでは、全米の支持率でトップに立つ左派のサンダース氏から、中道派のバイデン氏やブルームバーグ氏などが最有力候補の座を奪えるかが焦点となります。
バイデン前副大統領は日本時間の午前9時すぎ、みずからのツイッターに「ありがとう、サウスカロライナ!これまで取り残されてきた皆さん、これはあなたたちの選挙だ。私たちは今回の選挙の指名をともに勝ち取り、ドナルド・トランプを打ち負かすのだ」と投稿しました。
バイデン前副大統領は州都コロンビアで支持者を前に「サウスカロライナ州で大きな勝利を得ることができた。皆さんありがとう。これはあなたたちの選挙だ。私たちはトランプ大統領に勝てる」と述べ、勝利を宣言しました。
そのうえで「あと数日で民主党の候補者を選ぶための重要な日を迎える。私たちのアメリカを取り戻そう」と述べ、14の州で予備選挙が一斉に行われる今月3日のスーパーチューズデーに向け、さらなる支持を訴えました。
訪れた64歳の女性は「政治の経験と知識が豊富で、国民の団結を訴えるバイデン氏こそ、この国のリーダーにふさわしい。バイデン氏が候補者になれば大統領選挙に必ず勝てる」と期待を寄せていました。
サンダース氏は29日夜、南部バージニア州で演説し「初戦のアイオワ州で最も多い票を得て、続くニューハンプシャー州とネバダ州で勝ったが、すべての州で勝つことはできない。これからも負けることはあるだろう。今夜はバイデン氏を祝福したい」と述べました。
そのうえで「ともに前進し、スーパーチューズデーで勝ち、民主党の指名を獲得し、トランプ大統領を倒し、この国を変えよう」と力強く呼びかけ、3日後に迫った候補者選びの大きなヤマ場、スーパーチューズデーに向けて改めて支持を訴えました。
アメリカのABCテレビによりますと、サウスカロライナ州の予備選挙の出口調査の結果、バイデン前副大統領は、投票した人の過半数を占めた黒人層から多くの支持を得ました。
投票した人を人種ごとに見ますと、黒人が57%と最も多く、これまでのアイオワ州やニューハンプシャー州に比べてはるかに高い割合でした。
そして黒人のうち64%がバイデン氏を支持し、15%だったサンダース上院議員の4倍以上に上りました。
また「候補者のうち、最も人種や民族のマイノリティーに理解があるのは誰か」という質問では、全体の47%がバイデン氏と答え、黒人などのマイノリティーからの支持の底堅さがうかがえます。
さらに「オバマ前大統領の政策に戻るべきだ」と答えた人が全体の過半数を占め、このうち65%がオバマ政権で副大統領を務めたバイデン氏を支持したということです。
また、候補者を選ぶ際に重視する政策については
▽「医療保険制度」と答えた人が41%と最も多く、
▽次いで「格差の是正」が21%、
▽「人種問題」が16%、
▽「気候変動への対応」が14%となっています。また「政策に賛同できるかどうかより、トランプ大統領に勝てる候補者を選ぶ」と回答した人は53%でした。
Biden projected to win South Carolina https://t.co/6mez41xLDL
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2020年3月1日
「ブルームバーグ氏 終わり」トランプ大統領 #nhk_news https://t.co/vt4OoVpaxn
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月1日
アメリカのトランプ大統領は、民主党のサウスカロライナ州の予備選挙でバイデン前副大統領が勝利を確実にしたとメディア各社が伝えた直後、ツイッターに「 “ねぼけた” ジョー・バイデンの勝利は “ミニ・マイク” ブルームバーグにとってふざけた選挙戦の終わりとなるだろう。ブルームバーグは民主党の候補者討論会で史上最悪のパフォーマンスを見せたあと、もともと少なかった支持者をバイデンに切り崩された」と投稿し、今月3日のスーパーチューズデーから候補者選びに本格的に参加する予定のブルームバーグ前ニューヨーク市長をやゆしました。
米民主党 スタイヤー氏が撤退表明 大統領選 予備選挙 #nhk_news https://t.co/kVUqOg9jGl
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月1日
スタイヤー氏は29日、南部サウスカロライナ州の予備選挙の投票が締め切られたあと支持者を前に演説し、「大統領選挙に勝つための道すじが見えない」と述べ、撤退を表明しました。
スタイヤー氏はニューヨーク州の出身で、アメリカの大手ヘッジファンドを経営し富を築いた実業家です。
選挙戦でみずからを「急進的なアウトサイダー」と呼び、格差の解消や、トランプ大統領が離脱を決めた地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」への復帰などを訴えてきました。
スタイヤー氏は「私はこうした課題の解決にこれからも尽くしていく。民主党の候補者選びに参加したことはとてもいい経験になった。後悔は全くない」と選挙戦を総括しました。
スタイヤー氏の撤退で民主党の候補者は7人となりました。
#米大統領選
新型ウイルス アメリカで初めて50代女性死亡 #nhk_news https://t.co/gYaYfBe1Wo
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年2月29日
アメリカの西部ワシントン州の衛生当局者は29日、NHKに対し新型コロナウイルスに感染した50代の男性が死亡したと明らかにしました。
トランプ大統領は29日、緊急の記者会見を開き、50代の女性が死亡したと述べていましたが、ワシントン州の当局者は「大統領は間違っている」と述べました。
アメリカのトランプ政権は29日、新型コロナウイルスの感染が続いている韓国南部のテグ(大邱)とイタリア北部のロンバルディア州とベネト州について渡航情報を最高レベルの「渡航中止」に引き上げ、アメリカ国民に渡航しないよう呼びかけました。
また、韓国とイタリアからアメリカに入国する人についてはそれぞれの国で検査の強化を求めるとしています。
さらに、過去14日間にイランに滞在したことがある人の入国を拒否することも明らかにしました。
Trump mulls entry ban for other nations than China https://t.co/EcMcMHLIuM
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2020年2月29日