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イスラエルはすでに日本や中国などアジアを中心とする8つの国と地域を対象に、同じ入国禁止の措置を打ち出しています。

イスラエル国内では現在、イタリアから帰国した人など12人の感染が確認されています。

イスラエル政府は国際会議や5000人以上のイベントを開催することを禁止することやあいさつの際の握手をやめることも呼びかけていて、ネタニヤフ首相は会見で「私たちはすでに世界的な大流行を意味する『パンデミック』の最中にいる。イスラエルは当初から過剰なほどの対策を実践してきたおかげで比較的、感染拡大を抑え込めている」と述べて厳しすぎるとの声も出ている対策に国民の理解を求めました。

サウジアラビアでは2日、国内で初めての新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、封じ込め対策が強化されています。

聖地メッカにあるカーバ神殿などは多くの人が詰めかけ、混雑が続くことから、感染拡大を阻止するため巡礼も停止する措置に乗り出したものとみられます。

今回、対象になった巡礼は、年中いつでも行える「ウムラ」と呼ばれるもので、4月後半から始まるイスラム教の断食月ラマダン」の時期には特に人気があり、例年、混み合います。

聖地を抱えるサウジアラビアとしては、国内外の感染状況を見ながら巡礼再開について判断する難しい対応が求められそうです。

内戦が続くシリアの反政府勢力の最後の拠点である北西部イドリブ県では、先週から、アサド政権の軍と反政府勢力を支援する隣国トルコの駐留部隊との戦闘が激化していて、住民96万人余りが家を追われ人道危機が深まっています。

こうした中、5日午後、日本時間の5日夜、アサド政権の後ろ盾のロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領がモスクワで会談を行います。

トルコが、アサド政権の軍はイドリブ県から退却すべきだと呼びかけているのに対し、ロシアは、イドリブ県の奪還を目指すアサド政権を擁護していて、両国は協議を重ねてきたものの歩み寄ることはありませんでした。

今回の事態をめぐって両国の首脳が直接、会談するのは初めてで、トップどうしの交渉により停戦などの打開策が打ち出されることになるか、注目されます。

EUは、トルコが内戦が続くシリアなどからの移民や難民を国内にとどめる見返りに資金を提供する合意を交わしていますが、トルコは、EUのシリア情勢への関与が不十分だと不満を強めていて、先週から移民などがヨーロッパに向かうのを黙認し、隣国のギリシャなどに殺到する事態となっています。

これを受けてEUは4日、緊急の内相会議を開き、対応を協議しました。

会議のあとEUは声明を発表し、対応に追われているギリシャブルガリアへの連帯を示すとともに、国境警備の強化に必要な協力を進めることを確認しました。

一方、トルコに対しては「移民や難民を政治に利用することを拒否する」としたうえで、合意を守るよう求めました。

またEUのミシェル大統領とボレル上級代表は、トルコを訪問してエルドアン大統領と会談し、事態の解決に向けた協力を要請しました。

EUはトルコに断固とした姿勢を示す一方、域内の不安定化につながる移民や難民の流入を防ぐにはトルコに頼らざるをえず、着地点を模索しているのが実情で今後の外相会議などで対応を協議する方針です。

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