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10日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム委員長が9日、朝鮮人民軍長距離砲兵による訓練を視察したと伝えました。

韓国軍によりますと、北朝鮮は9日午前、東部のハムギョン(咸鏡)南道ソンドク(宣徳)付近から日本海に向けて少なくとも3発の飛しょう体を発射し、今回の訓練はこの発射を指すとみられます。

掲載された写真には移動式の発射台から飛しょう体がオレンジ色の炎を上げて上昇していく様子が写っていて、その形状などから、発射されたのは北朝鮮が「超大型ロケット砲」とする短距離弾道ミサイルの可能性があります。

キム委員長は訓練について「作戦を遂行する準備が完璧にできている」とし、「砲兵の兵力を誰もが恐れる世界最強へと強化していくことを最も重要な路線にしていく」と指示したとしています。

北朝鮮先週の飛しょう体の発射のあとにも同様の訓練を実施したとしています。

相次ぐ発射にはミサイル能力を向上させるとともに、アメリカと韓国軍の合同演習に対抗するねらいもあるとみられます。

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