日本の自動車メーカー 中国の工場すべて生産再開 #nhk_news https://t.co/9odAy687ba
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月16日
日産は湖北省襄陽の工場が今月12日、河南省鄭州にある工場が14日、それぞれ生産を再開したことを明らかにしました。
当初、春節の大型連休が明ける先月上旬から生産を再開する計画でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で1か月半程度ずれ込みました。
これで中国にある日本の自動車やトラックメーカーの工場は、すべて再開したことになります。
一方で、多くの工場では従業員の出勤や部品の調達状況を見ながらの生産が続いていて、本格的に生産が回復するにはなお時間がかかる見通しです。
また先月の中国の新車の販売台数は去年の同じ月よりも80%近く減少していて、世界最大の自動車市場での大幅な販売減少が日本メーカーを含む各社の業績に与える影響が懸念されています。
中国 自動車販売店は閑散 新型コロナウイルス 影響が尾を引く #nhk_news https://t.co/GBuXE7kwf9
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月16日
北京の中心部から東に20キロほど離れた地域には、中国メーカーのほか日本や欧米の自動車メーカーの販売店が20軒ほど集中しています。
ここでは旧正月 春節の連休が終わったあとも、多くの店が先月中旬から下旬まで休業を続けていたということです。
中には「春節休業」という貼り紙をしたまま営業を再開していない店舗もあり、ガラス戸越しに店内を見ると、展示用の車や商談用のテーブルなども撤去されていました。
営業を再開している店も来店客の姿はまばらで、従業員が退屈そうにスマホを眺めている姿も見られました。
一方、感染防止の対策は強化しています。
店舗に入る前に消毒を徹底しているほか、来店者全員の名前を記録しています。
女性従業員は「今は新車を見に来る人もあまりいません。修理の客はいますが、すべて予約制にして人が集中するのを避けています。新型コロナウイルスの影響は本当に深刻です」と話していました。
別の販売店の男性従業員も「店を再開したばかりですが、まだ正式営業ではありません。以前は週末の来店客は100組以上ありましたが、今は数えるほどです。しかたがないです」と諦め気味に話していました。
中国の自動車メーカーなどで作る業界団体は「新型コロナウイルスの影響による販売減少は先月で底を打った」としていますが、乗用車の販売台数は今月も去年の同じ月よりも40%近く落ち込むという予測もあり、回復にはまだ時間がかかりそうです。
米国務長官「感染拡大の責任を転嫁」 中国側と非難の応酬か #nhk_news https://t.co/68rmwbesHQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月16日
中国外務省の報道官は先週、新型コロナウイルスについて「アメリカ軍が中国に持ち込んだものかもしれない」とツイッターに投稿し、アメリカ国務省の高官が中国の駐米大使を呼んで抗議したばかりです。
アメリカ国務省によりますと、ポンペイオ長官は「デマや奇妙なうわさを広めるのではなく、あらゆる国が共通の脅威と戦うため協力すべきだ」と強調したということです。
これに対し中国国営の新華社通信は、楊政治局委員が「中国の対応は透明で国際社会から高く評価された」と強調し、アメリカ側に中国の利益を損なわないよう警告したと伝え、電話会談は非難の応酬に終わったもようです。
※「チ」は竹かんむりに褫のつくり。
Pompeo involved in war of words with China https://t.co/xWS1UXEjJ2
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2020年3月17日
トランプ大統領 ツイッターで「中国ウイルス」米中非難の応酬 #nhk_news https://t.co/nXcCqo6IRF
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月17日
新型コロナウイルスの感染拡大の要因をめぐってトランプ政権幹部が11日、中国政府による隠蔽を指摘し「世界的な対応が2か月遅れた」などと批判したのに対し、中国外務省の報道官はウイルスは「アメリカ軍が中国に持ち込んだものかもしれない」とツイッターに投稿し、非難の応酬が続いています。
アメリカ国務省によりますとポンペイオ長官は16日、中国の楊潔※チ政治局委員と電話で会談し「デマや奇妙なうわさを広めるのではなく、あらゆる国が共通の脅威と戦うため協力すべきだ」と強く反発しました。
さらにトランプ大統領は16日午後、日本時間の17日朝、ツイッターに「アメリカは中国ウイルスの影響を特に受ける航空会社などの産業を強力に支援する」と投稿して新型コロナウイルスのことを「中国ウイルス」と表現し、中国側がさらに反発することも予想されます。
アメリカでは中国が新型コロナウイルスの発生源とされたことから、中国系をはじめとしたアジア系住民への差別が深刻化しているという指摘もあり、トランプ大統領のツイートは波紋を呼ぶ可能性があります。
※「チ」は、竹かんむりに褫のつくり。
トランプ大統領の「中国ウイルス」投稿に中国が反発 #nhk_news https://t.co/Fc9u1G4Fjs
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月17日
これについて中国外務省の耿爽報道官は、17日の記者会見で「新型コロナウイルスを中国と結び付けるのは中国に汚名を着せるもので、強い怒りを表明し断固反対する」と強く反発しました。
そして「アメリカ側には直ちに誤りをただし、中国へのいわれのない非難をやめるよう求める」として、こうした表現を使わないよう求めました。
新型コロナウイルスをめぐっては先週、中国外務省の趙立堅報道官がツイッターで「ウイルスはアメリカ軍が中国に持ち込んだものかもしれない」と投稿したのに対し、ポンペイオ国務長官が16日、習近平指導部の高官と電話で会談して、強く抗議するなど米中の間で非難の応酬が続いています。
#米中