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 資料の半数は旧制四高(現・金沢大)で教えた金沢時代のものとみられ、日本語や英語、ドイツ語などでびっしりと字が書き込まれている。これまでに50冊のうち約30冊の書き起こし作業が終了。紙質や厚み、古い風合いなどを可能な限り再現したレプリカを約20冊作製した。特に貴重な「倫理学講義」と「宗教学講義」のノートは今年、「全集別巻」として出版される予定という。

 同校では、定期テストの代わりに、10点×10回のように小テストに分けて、週3回程度の試験を行うスモールステップ方式が採用されている。

 なぜこれほどまでにめざましい成果が出たのか。その答えは、“偏狭な受験制度を気にしない指導”にあると西郷さんは考えている。

「一般的には“自分の内申や偏差値はこのくらいだから”という発想で、志望校を選択します。でもここでは、“自分の個性に合う高校はどこか”“自分がやりたいことのできる高校はどこか”を考えて選ぶ生徒がほとんどです」
 偏差値ではなく、“自分とのマッチングで選ぶ”。それは、同校に広く浸透している。生徒たちに聞いてみると、スポーツの強豪校を選んだ生徒もいたし、バレエの道を究めるために高校進学はやめ、海外に飛び立つ生徒もいた。芸能界を目指す生徒もいれば、カメラマンになりたいと、専門的な高校を見つけてきた生徒もいた。

“やればできる”という気風は、生きづらさを抱え、教室に入れず廊下で過ごす生徒たちにも行き渡り、彼らも全員が自分に合った学校を選び、面接も試験対策もして合格を掴んだ。

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