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イスラエル新型コロナウイルスの感染者は3日現在、7000人を超え、亡くなった人は40人にのぼっています。

地元メディアによりますと、感染して入院している人のおよそ半数は、ユダヤ教の教えを厳格に守る「超正統派」と呼ばれる人たちだということです。

超正統派は政府の外出禁止令に従わず、宗教学校に集まって学習を続けたために集団感染が発生したことや、子だくさんの世帯が多いことから家庭内でも感染が広がったと見られています。

このためネタニヤフ首相は、商業都市テルアビブに隣接する超正統派の都市ブネイブラクの封鎖を発表し、3日、軍や警察が出動して周辺30か所以上に検問所を設置して人の出入りを原則禁止しています。

ブネイブラクは人口20万人ですが、保健省の高官の一人は、この町だけで数万人の感染者が出ている可能性があると話していて、当局は警戒を強めています。

一方、超正統派のリッツマン保健相が2日、新型コロナウイルスに感染していることが分かり、この影響でネタニヤフ首相も2度目の自主隔離を余儀なくされています。

イスラエルでは来週、ユダヤ教の重要な宗教行事「過ぎ越しの祭り」を迎えますが、特にことしは超正統派の人たちに外出禁止をどのように徹底させるかが難しい課題となっています。

サウジアラビアが主導するOPEC=石油輸出国機構とロシアなど非加盟の産油国は、3年にわたって協調減産を続けてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に原油の需要が減少した影響を受けて、先月、協調減産を打ち切り、原油価格は急落しました。

こうした中、ロシアのプーチン大統領は3日、モスクワでエネルギー相らとテレビ会議を行い、「世界全体で、日量およそ1000万バレル前後を減産することについて、話し合いたい」と述べ、サウジアラビアなど主要な産油国との協調減産を再開させることに前向きな姿勢を示しました。

そのうえで、このところ1バレル当たり20ドルから30ドル台で、推移している原油価格を、減産によって42ドルまで引き上げる目標を示しました。

また、会議に出席したノバク・エネルギー相は、「今月6日には、産油国の閣僚による電話会談が予定されている」と述べ、サウジアラビアが呼びかけている緊急会合への参加を検討していることを明らかにしました。

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