https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

イタリアの医師会連盟は9日、新型コロナウイルスで死亡した医師が105人に上り、100人を超えたことを明らかにしました。

医師会連盟は声明で、「命を落とした医師の多くは開業医で、防護のための装備も十分ないまま新型コロナウイルスとの戦いに送られた」と述べ、哀悼の意を表しました。

そのうえで、「われわれは、患者を治療し、救おうとする中で命を落としたすべての医療従事者に対し、責任を果たさなければならない。必要な安全を確保できないぜい弱な医療システムを考え直す必要がある」と述べ、対策の強化を訴えました。

また、看護師連盟によりますと、これまでに死亡した看護師は28人に上っているということです。

イタリアでは、新型コロナウイルスによる死者が9日までに1万8279人となっていて、世界で最も多くなっています。

医療従事者で感染が確認された人は1万4066人に上り、医療従事者を感染からどう守るかが大きな課題となっています。

EU加盟各国は、新型コロナウイルス対策として外出禁止などの措置をとっていて、その結果、域内最大の経済大国ドイツで4月から6月の成長率が10%近く落ち込むと予測されるなど、経済への影響が深刻化しています。

このためEUは9日、ユーロ圏財務相会議を開き、対策を協議しました。

その結果、EUの既存の枠組みを活用して加盟国に融資したり、厳しい経営を迫られている企業を支援したりするために、合わせて最大で5400億ユーロ、日本円でおよそ64兆円を投じることで合意しました。

ユーロ圏財務相会議は7日に始まっていましたが、融資に慎重な立場のオランダなどヨーロッパ北部の国々と、強力な支援を求めるイタリアやスペインなど南部の国々のあいだで意見が対立し、会議は中断に追い込まれていました。

今回、各国はようやく合意に達しましたが、イタリアなどが求めている、ユーロ圏の各国が共同で「ユーロ共同債」を発行して資金を調達することについては、北部の国々の反対で結論が先送りされていて、対立の火種は残ったままです。

d1021.hatenadiary.jp

#EU