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アメリカ商務省が15日、発表した先月の小売り業の売上高は、前の月と比べてマイナス8.7%の落ち込みとなり、統計が始まった1992年以降、最悪となりました。

また、主に製造業の生産活動を示す先月の鉱工業生産指数は、前の月と比べて5.4%低下し、1946年以来、74年ぶりの落ち込み幅となりました。

さらにFRB地域経済報告では、ニューヨークのホテルの稼働率が15%台まで低下したことや、テキサス州の企業400社に対する調査で、3分の1の企業が従業員を解雇したことなどがわかりました。

一方、今週から始まった、大手金融グループの決算発表では、先月までの3か月間の利益が、前の年の同じ時期に比べウェルズ・ファーゴでマイナス88%、JPモルガン・チェースでマイナス68%、シティグループと、ゴールドマン・サックスでマイナス46%、バンク・オブ・アメリカでマイナス45%と、いずれも、株価の急落や景気悪化を見越した貸し倒れ引当金の積み増しなどで、大幅な減益となっています。

このように、新型コロナウイルスの感染拡大によるアメリカ経済への深刻な影響は、数字の上でも、次々と明らかになっていて、巨額の経済対策や金融緩和で、どこまで落ち込みを食い止められるのかが焦点となっています。

#FRB#ベージュブック#経済統計