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北朝鮮は、韓国の脱北者が先月31日にキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を批判するビラを北朝鮮側に向けて飛ばしたことに強く反発し、「第1段階」として、9日正午以降、南北の共同連絡事務所や、軍どうしの間、朝鮮労働党と韓国大統領府の間など、南北間のすべての連絡ルートを遮断すると明らかにしました。

これに対し、韓国国防省の報道官は9日午前の記者会見で、「状況を見守らなければならない」と述べるにとどめました。

また、韓国統一省の関係者は「連絡ルートは南北の合意に基づいて維持すべきだ。韓国政府は合意を守りながら、朝鮮半島の平和と繁栄のために努力していく」とするコメントを出しました。

ムン・ジェイン文在寅)政権は、残る2年の任期中に南北関係の改善を図ることを目指していますが、そうした中で揺さぶりを強める北朝鮮への対応に苦慮しています。

一方、北朝鮮としては、国際的な制裁に追い打ちをかける形で新型コロナウイルスの影響が出ている中、以前から繰り返されてきたビラの問題を口実に韓国への敵対心をあおることで、体制の引き締めを図りたい思惑もあるとみられます。

北朝鮮は、韓国の脱北者が、先月31日にキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長を批判するビラを、北朝鮮側に向けて飛ばしたことに強く反発し、9日正午以降、南北間のすべての連絡ルートを遮断すると発表しました。

これについて韓国統一省は、正午に南北の共同連絡事務所を通じて連絡をとろうとしたものの、北朝鮮側が応じなかったことを明らかにしました。

北朝鮮が予告どおり、連絡ルートを遮断したとみられています。

韓国政府は「連絡ルートは南北の合意に基づいて維持すべきだ」としながらも、これまでのところ、NSC=国家安全保障会議などは開いておらず、慎重に対応する姿勢を見せています。

ただ、北朝鮮はキム委員長の妹のキム・ヨジョン(金与正)氏らが韓国に対し「敵対政策に転換すべきだ」と指示したとして、連絡ルートの遮断を「第1段階」と位置づけており、追加の措置をとる可能性を示唆しています。

韓国の通信社、連合ニュースは「南北関係が断絶状態を超えて、対決の構図に戻ることもありうる」と伝えています。

韓国の脱北者キム・ジョンウン金正恩)委員長を批判するビラを北朝鮮に向けて飛ばしたことを受けて、北朝鮮では連日、各地で大規模な抗議集会が開かれています。

国営の朝鮮中央テレビは、9日午後の放送で、大勢の市民が街頭に整列し、韓国政府や脱北者を非難しながら、右手を一斉に上げてシュプレヒコールを繰り返す場面を伝えました。

北朝鮮としては、国際的な制裁に追い打ちをかける形で新型コロナウイルスの影響が出る中、韓国などへの敵がい心をあおることで、体制の引き締めを図る思惑もあるとみられます。

一方、抗議集会が始まったのは、今月4日に今回のビラの問題をめぐってキム委員長の妹のヨジョン(金与正)氏が談話を発表したあとからで、国営メディアは「キム・ヨジョン第1副部長の談話が反響を呼んでいる」と伝えています。

抗議集会ではヨジョン氏の談話が読み上げられていて、こうした場でキム委員長以外の人物の発表文が読み上げられるのは異例のことです。

北朝鮮は、韓国への政策を統括しているヨジョン氏が、南北間のすべての連絡ルートを遮断するよう指示したことを明らかにしていて、このところ北朝鮮国内ではヨジョン氏の指導力が強調され、存在感が高まっています。

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