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アメリカでは、黒人男性が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、人種差別への抗議の声が高まり、各地で南北戦争当時、奴隷制を支持した「南部連合」の軍人の銅像や旗を撤去する動きが広がっています。

こうした中、エスパー国防長官は17日、覚書を発表し、アメリカ軍のすべての施設内で南部連合の旗を掲げることを事実上、禁止したと明らかにしました。

今後はアメリカ国旗など「団結を促す」とする特定の旗だけが認められるということで、エスパー長官は「私たちが掲げる旗は、すべての国民を尊厳と敬意をもって扱い、人々の対立を招くシンボルは排除するという、軍の原則に合致したものでなければならない」としています。

トランプ大統領はこれまで、保守層の反発を意識し、南部連合の旗を撤去する各地の動きを強く批判してきました。

エスパー長官はすでに人種差別への抗議デモに連邦軍を動員することの是非を巡り、トランプ大統領との意見の違いが表面化しており、大統領との間でさらに溝が深まる可能性があります。

ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカで16日に報告された新たな感染者の数はおよそ7万7000人と、これまでで最も多くなりました。

死者の数も900人を超え、先月上旬以来の水準となっています。

アメリカの新聞、「ニューヨーク・タイムズ」によりますと、1日の死者は人口100万人当たり、
アリゾナ州では9.6人で、先月1日の時点と比べて4.2倍、
フロリダ州は4.4人でおよそ3倍、
テキサス州では3.3人でおよそ4倍になるなど、全米の合わせて26の州で死者が増加傾向にあるということです。

テキサス州では16日だけで100人以上の死亡が報告され、大都市サンアントニオでは、遺体を安置する場所がなくなるのに備えて、市の保健当局が冷蔵設備を備えた大型トラックを準備していることを明らかにしたほか、アリゾナ州フェニックスの地元当局も同様のトラックを手配しているということです。

トランプ政権はこれまで、感染者の増加は検査の拡大にともなうもので、若い世代が多いことから死亡する人の割合は下がっていると主張してきましたが、多くの専門家は感染者の急増が医療機関を圧迫する結果、死者数はさらに増えると指摘していて、連邦政府として実効性のある感染対策を打ち出すよう求めています。

アメリカの連邦最高裁判所の9人の判事のうち、リベラル派で最高齢、87歳のギンズバーグ判事は、17日、がんの再発のため治療中だと明らかにしました。

ギンズバーグ判事は、ことし2月の検査で肝臓に病変が見つかり、5月から抗がん剤による治療を受けていて、これまでのところ経過は良好だということです。

今後も治療を続けながら職務を行うとしています。

連邦最高裁の判事は、任期が、死亡するかみずから職を退くまで続く終身制で、銃規制や人工妊娠中絶など、社会を二分する問題に判断を示すことから大きな影響力があります。

判事は、大統領が指名し、議会上院の承認を経て就任しますが、現在は保守派がトランプ大統領が指名した2人を含む5人、リベラル派がギンズバーグ判事など4人となっています。

仮にギンズバーグ判事がトランプ大統領の任期中に職を退けば、後任として保守派の判事が指名され、最高裁の保守化がさらに進むと見られ、ギンズバーグ判事の健康状態に関心が集まっています。

#法律

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