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ベラルーシ日本大使館によりますと、今月12日に首都ミンスクに住む20代の日本人男性がベラルーシ国内で当局に拘束されたということです。

男性は現在、ミンスクにある収容施設にいて、日本大使館は男性が拘束された理由について情報収集中だとしています。

ベラルーシでは、今月9日に行われた大統領選挙でルカシェンコ大統領が6選を決めたと発表されたことを受けて各地で抗議活動が続いていますが、日本大使館は男性が抗議活動に参加していたかどうかについては現在、調査中だとしています。

ベラルーシでは、今月9日に行われた大統領選挙でルカシェンコ大統領が8割の得票率で6選を決めたとされたことに対し、選挙結果は不正だとして反発が広がっていて、各地で抗議活動が行われています。

抗議活動は市民のみならずこれまで政権の管理下にあった多くの国営企業でも一斉に行われていて17日は、国営テレビなどが抗議のストライキを実施しました。

こうした中、ルカシェンコ大統領は、みずから首都ミンスクにある工場を訪れて演説し、「選挙は文明的なやり方で行われ不正などない」と訴えましたがそのさなかにも従業員から「出て行け」などと退陣を求める声が公然とあがるなど、異例な事態となっています。

また、会場では演説を一時、中断させざるをえない状況となり、退陣を求める声は一層強まっています。

一方、選挙の対立候補で現在は隣国リトアニアにいる主婦のチハノフスカヤ氏は、17日動画でメッセージを発信し、「皆さんが私を信じ力をくれた。国家のリーダーとして行動する準備は出来ている」と述べ、徹底して対決する決意を表明しました。

ベラルーシで続く抗議デモで、参加者の多くが掲げているのは、赤と緑色が基調の国旗ではなく、白・赤・白の旗です。

この旗は、第1次世界大戦当時、ドイツの占領下でベラルーシ民共和国」が使っていたもので、ソビエト時代には使われなくなりましたが、1991年にベラルーシが独立すると、正式に国旗として採用されました。

しかし、ソビエトへの回帰志向が強かったルカシェンコ大統領は、就任翌年の1995年にソビエト時代に使っていた旗にデザインが近い現在の国旗へと変更しました。

このため白と赤の旗は、ソビエトともルカシェンコ大統領の独裁とも違う自由で民主的なベラルーシを求める運動のシンボルとなり、過去に繰り返された抗議活動の際にも掲げられてきました。

ヨーロッパ各国ではベラルーシ政府の対応への批判を強めています。

ドイツのシュタインマイヤー大統領が17日、デモ参加者に暴力が加えられているなどとして非難したほか、イギリスのラーブ外相も不正な選挙で受け入れられないとして調査を求めるなどしています。

こうした中、EUのミシェル大統領は17日、緊急の首脳会議を今週19日にオンラインで開催すると発表しました。

会議では抗議活動を続ける市民への暴力について、改めて非難を示すほか、先週のEU各国の外相会議ですでに合意しているベラルーシへの制裁についても意見が交わされるものとみられます。

また、EUの高官は「危機を脱するには政権と国民の対話が必要で、外国の干渉があってはならない」と話していて、必要に応じてベラルーシへの軍事的な支援を行う用意があるとするロシアについてもけん制するものとみられます。

大統領選挙の結果をめぐってベラルーシで続いている抗議活動について、トランプ大統領は17日、ホワイトハウスで記者団に対し「ひどい状況だ。アメリカは成り行きを注視している」と述べて状況を注意深く見守っていく考えを示しました。

#EU

ベラルーシでは、9日に行われた大統領選挙が不正だったとして6選を決めたとされた現職のルカシェンコ大統領の退陣を求める抗議活動が各地で続いています。

ルカシェンコ大統領に対抗した反政権派のチハノフスカヤ氏の事務所の責任者を務めるモロズ氏は、17日、動画でメッセージを発信し、「すべての労働者の集団に対して無期限のストライキに参加するよう求める」と述べ、労働者に対してゼネストを行ってルカシェンコ大統領の退陣に向けて圧力を一層強めるよう呼びかけました。

すでに、自動車や石油精製の工場など多くの国営企業などでは、ルカシェンコ大統領の退陣を求めるストライキが行われていて、今回の呼びかけを受けてストライキがさらに広がりそうです。

一方、ルカシェンコ大統領は、ロシアのプーチン大統領と行った電話会談で、ロシアに軍事的な支援の用意があることを確認するなど、ロシアを後ろ盾にしながら権力を維持する姿勢を強調しています。

しかし、プーチン大統領が、国民から激しい反発を招いているルカシェンコ氏をどこまで支援するかは不透明で、ロシアの出方も焦点となっています。

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#旧ソ連