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ロシアでプーチン政権批判の急先ぽうとして知られ、若者を中心に人気を集める野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は今月20日、旅客機で移動中に体調の異変を訴え、毒を盛られた可能性が指摘されています。

ナワリヌイ氏はその後、ドイツの首都ベルリンのシャリテ大学病院に移送されて治療を受けていて、病院側は24日、これまでの検査の結果、ナワリヌイ氏の体内から毒物が使われた可能性を示す痕跡が確認されたと明らかにしました。

病院によりますと具体的な物質は特定できておらず、さらに詳しく検査するとしたうえで、容体は深刻な状態が続いているものの命の危険はないとしています。

これを受けてメルケル首相は24日、声明を発表し、「ロシア当局には、今回の行為を徹底的に完全な透明性をもって、解明することが求められている」として事態の解明を訴えました。

ナワリヌイ氏に関しては当初、運び込まれたロシアのオムスクの病院や捜査当局「毒を盛られた痕跡はない」としていましたが、今回、これとは異なる結果が出たことで、ドイツ側でどこまで解明が進むかが焦点となります。

ナワリヌイ氏に毒物が使われた可能性を示す痕跡が確認されたと入院先のドイツの病院が明らかにしたことについて、ナワリヌイ氏の広報責任者はツイッター「私が言っていたことは推測ではなかった。ロシアの病院の主任医師がわれわれをだましたのだ」と書き込み、当初、搬送されたロシアのオムスクの病院が「毒物が混入された痕跡はなく、血糖値の上昇による代謝障害が原因だ」という見方を示していたことを批判しました。

ナワリヌイ氏をめぐっては、ロシア内務省も「化学物質は検出されたが毒性はなかった」とするなど、ロシアでは病院も警察も毒物は検出されなかったとしていました。

ナワリヌイ氏に毒物が使われた可能性を示す痕跡が確認されたとドイツの病院が明らかにしたことを受けて、EU=ヨーロッパ連合のボレル上級代表は25日、「EUはナワリヌイ氏の命を狙ったとみられる企てを強く非難する」とする声明を発表しました。

この中でボレル上級代表は「ロシア当局は独立した透明性のある調査を遅滞なく始めなければならない」としてロシア当局に対し、真相究明に向けた調査を直ちに行うよう求めています。

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