https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ベラルーシのルカシェンコ大統領は24日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談しました。

ベラルーシの国営メディアによりますと、会談では、ロシアが開発を進めてきた新型コロナウイルスのワクチンをめぐって、ベラルーシの国民が最終段階の臨床試験に参加することや、ロシアも外国向けでは最初に、ベラルーシにワクチンを提供することで合意したということです。

ロシアのワクチンをめぐっては、欧米のメディアから安全性や有効性を疑問視する見方も出ていますが、プーチン大統領は、今月11日、世界で初めてロシアで正式に承認されたと明らかにし、各国にも提供するなどして国際社会での存在感を高めたい考えです。

一方、ルカシェンコ大統領としては、今月9日の大統領選挙で「不正があった」として市民の抗議活動が続き、欧米からも選挙のやり直しを求める声が高まるなど、厳しい立場に追い込まれる中、プーチン大統領に一層近づき、後ろ盾を得たいねらいがあるものとみられます。

アメリカのビーガン国務副長官は24日、ベラルーシの反政権派のリーダーの1人で、選挙後、政権側の弾圧を逃れて隣国のリトアニアに滞在しているチハノフスカヤ氏と初めて会談しました。

会談後の会見でビーガン副長官はベラルーシの人々には公正な選挙を行う権利が与えられなかった。アメリカはベラルーシの人々を支持する」とした一方、「最終的にベラルーシの将来を決めるのは国民であり、われわれはその決定を尊重する」と述べ、アメリカとしては、ベラルーシ情勢への過度の介入には慎重な姿勢も示しました。

反政権派はチハノフスカヤ氏が会談で、アメリカの支持に感謝の意を示したとしたうえで、今月9日に行われた大統領選挙で6選を決めたとしているルカシェンコ大統領について、「国民の意思を受け入れず、危機を悪化させている」と非難したということです。

また、政権側との対話の実現に向けてアメリカが仲介役を果たすことに期待を示したということです。

ビーガン副長官はこのあと、ベラルーシに影響力を持つロシアを訪れ、こう着するベラルーシ情勢の事態打開に向けて意見を交わすものと見られています。

d1021.hatenadiary.jp

#旧ソ連