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生命保険の契約者が死亡した時、保険の契約をしているかどうか残された家族がわからないため保険金の請求や支払いが滞ることがあります。生命保険会社の業界団体は、家族が問い合わせをすればどの保険会社に契約があるか調べる仕組みを来年、始めることになりました。

これは生命保険協会の根岸秋男会長が18日の記者会見で明らかにしました。

新しい仕組みは、生命保険の契約者が死亡したり認知機能が低下したりして保険の契約があるかどうか確かめられない場合、家族が問い合わせをすれば生命保険協会が保険各社に確認します。

問い合わせはインターネットを通じて行う想定で、来年7月から始めたいとしています。

利用する際の費用は、今後、検討します。

協会の根岸会長は「『人生100年時代』の社会的課題を見据えたときに、契約がある場合に確実に支払いをすることが大きな課題になっている」と述べました。