宝塚が「スパルタ不文律」を廃止 朝日新聞の仰天報道に困惑する音楽学校の言い分https://t.co/yvQY4htkbY#タカラジェンヌ の養成所として知られる #宝塚音楽学校 が揺れている。#朝日新聞 が報じた“不文律廃止”の報道に驚いているというのだ #デイリー新潮
— デイリー新潮 (@dailyshincho) 2020年9月18日
「朝日新聞には英断のように取り上げていただきましたが、今回、初めて改めたという話でもないんですよ。長い歴史の中で、その都度変えてきているものです。生徒たちが、これはやり過ぎと自発的に止めることもあるんです」
なんだか、話が違うようだ。
「実は、朝日新聞から取材を受けたのは新型コロナよりも以前のことです。どういうきっかけで取材に来られたのかは分かりません。その後、コロナ禍もあり、安倍首相の辞任などもあり、記事はいつ掲載できるかわからないとのことでした。夕刊に掲載されるのかなと思っていましたが、朝刊1面に掲載されていたので驚きました。最初はデジタル版で11日夜に配信されました。12日には新聞1面と社会面に掲載されました。すると今度は、共同通信がうちにも取材させてくれと来たんです。それで、今回と同じように、一斉に止めた訳ではなく、少しずつ変えてきたことだと説明もしたんですが……」
結局、宝塚音楽学校は今回初めて改革に乗り出した、といった記事になったわけだ。まあ、そのほうが面白い記事にはなるだろうが……。
「様々な地方紙にも掲載されたようで、SNSには『伝統的作法がなくなって残念』との声もあるようですし、生徒の親御さんからそんなに厳しいところだったのかと心配されてもいるようです。とはいえ、在校生たちがもっとも面食らっているんです。そんなこと、やっていないのにと……」
改めて、朝日の報道とネット上の書き込みを確認させてもらった。
先輩の前での決まった表情。いわゆる“予科顔”というもので、朝日によると“上級生の前ではみけんにしわを寄せて口角を下げる”表情だそうで、今回廃止されたとある。一体、どんな表情なのかよく分からないが……。
「“予科顔”はともかく、先輩からの忠告は真剣に承るという意味の作法としては、今も残っています」
上級生が下級生に科しているという過度な提出物は、どうなっているのだろうか。
「ノートの提出ですね。今はしていません」
遠くの先輩に大声で挨拶はどうか。
「昔はOGに会ったら大きな声で挨拶していました。かつては、ただの派手目な人にも挨拶をした生徒もいたようですけど……。これも数年前になくなりました」
先輩への返事は「はい」か「いいえ」に限定されているのか。
「そうしたこともあったと思います。しかし、それではコミュニケーションが取れませんからね。今は普通に会話しています」
廊下の角は壁に沿って直角に曲がるのか。
「旧校舎の頃の話だと思います。もちろん一列に歩き、私語禁止であることは変わっていませんが、時と場合に応じて。必ず、というものではありません」
自衛隊を招いた訓練があり、一糸乱れぬ行進ができるまでしごかれるのか。
「しごきではありません。現在は自衛隊の方を招くのではなく、生徒が自衛隊へ行っています」
寮では、様々な細かい“掟”があるようだが。
「全寮制ではありませんので、自宅から通う生徒もおります。そして寮もずいぶん前に鉄筋コンクリートの新しい建物に変わりました。寮内でのことは学校から話すべきではないと思いますが、おそらく、古い寮を出たOGがバラエティ番組などで話したことが、今でも語り継がれているのだと思います。そして、ファンの中にも、そうした厳しい予科を過ごして大成したスターに憧れる人もいますからね。私どももそうした夢を壊してはならいとも思うんです」
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