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日銀は、国内の金融システムの状況を「金融システムレポート」という報告書にまとめていて、22日公表した最新の報告書では新型コロナウイルスの感染拡大の影響や今後のリスクなどを分析しています。

それによりますと、感染拡大が国内外の経済や金融面に大きな影響を及ぼしているものの日本の金融システムは「全体として安定性を維持している」としています。

その理由として、政府の大規模な財政政策や資金繰り支援策などに加え、金融機関がこれまでに充実した財務基盤を備えてきたためだとしています。

今後のリスクとしては、景気の落ち込みの長期化に伴って、企業の貸し倒れに関連するコストの上昇や株式など有価証券投資に関連する損益の悪化などを挙げました。

そのうえで日銀は、貸し出し先の企業の支援に取り組めるよう、金融機関は、みずから適切に引当金を積むなどして経営の健全性を確保するよう求めています。