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家具販売大手の「大塚家具」は、かつて創業者である父親との間で経営方針をめぐって対立した大塚久美子社長が辞任する人事を発表しました。
過去の業績についての責任を明確にするため、本人から辞任の申し出があったとしています。

発表によりますと、大塚久美子社長本人から、ことし12月1日付けで辞任したいと申し出があり、28日に開いた取締役会で申し出を受理しました。

大塚家具は去年12月に、家電量販店大手ヤマダホールディングスからの出資を受け入れて傘下に入り、経営再建中です。

ことし7月までの3か月間の決算で10億円を超える最終赤字を計上するなど、厳しい状況が続いていますが、会社によりますと、来年4月までの1年間の決算は改善が見込まれるほか、その後の黒字化の道筋もつきつつあるとしていて、会社では、大塚久美子社長がこうしたタイミングで過去の業績についての責任を明確にするため、辞任を申し出たとしています。

後任の社長は、ヤマダホールディングスの社長で大塚家具の会長の三嶋恒夫氏が兼任します。

大塚久美子社長は2009年に、父親で創業者の大塚勝久氏の後継者として社長に就任しました。

その後、会長となった勝久氏との間で経営方針をめぐって対立し、株主総会で互いに退任を求める議案を提出して、委任状の争奪戦を繰り広げる「お家騒動」に発展しました。