https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

FRBは2日、全米の12の地区連銀がまとめた「ベージュブック」と呼ばれる最新の経済報告を公表しました。

この中で、4つの地区では、「改善がほとんど、もしくは、まったく見られなくなった」などとしていて、全体の景気認識については「前向きな見方は後退した」と、厳しい見方を示しました。

最大の理由は新型コロナウイルスの感染の急拡大で、北東部のボストンでは、「屋内営業が制限されている上、冬の寒さで屋外のテラス席も使えず、一時的に休業する飲食店も出てきている」としています。

また、そのほかの地域からは、結婚式のキャンセルが相次いでいることや、車の販売が減少し始めたという報告もありました。

さらに、経済対策として実施されてきた失業保険給付の増額や、家賃の支払いを猶予する措置がことしいっぱいで期限切れになるとして、不安の声が相次いでいると指摘しています。

今回の報告で、アメリカ経済の回復ペースの鈍化が鮮明になったことで、追加の対策や金融緩和の強化を求める声が強まりそうです。

#経済統計

#FRB