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将棋の「竜王戦」の七番勝負は、タイトルを持つ豊島将之二冠(30)に羽生善治九段(50)が挑み、ここまで3勝1敗で豊島二冠が防衛に王手をかけていました。

第5局は5日から神奈川県箱根町のホテルで行われ、6日午後6時25分、84手までで後手の豊島二冠が羽生九段を投了に追い込み、4勝1敗でタイトル防衛を果たしました。

豊島二冠はこれで通算6期目のタイトルとなりますが、防衛を決めたのは今回が初めてで、対局のあと「なかなかできなかったことが達成できてよかった」と話していました。

一方、羽生九段は、平成元年の初タイトル獲得からこれまでに積み上げたタイトルの数が通算99期と歴代最多で、今回は前人未到の100期をかけた戦いとなりましたが、持ち越しとなりました。

羽生九段は、「自分なりに充実して指せたと思います。細かいところでミスがあったと思うので、そこは反省材料になると思います」と今回の挑戦を振り返っていました。

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