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イエメン南部の都市アデンの国際空港で30日、閣僚らを乗せた航空機が、サウジアラビアから到着した直後に大きな爆発が相次いで起きました。

当時、空港には政府関係者らが多く集まっていて、政府の報道担当者はNHKの取材に対し、少なくとも15人が死亡し、多くのけが人が出ていることを明らかにしました。また、ICRC=赤十字国際委員会ツイッターで「同僚の1人が犠牲になった」と発表しました。

ロイター通信は、爆発は迫撃砲によるものとの見方を伝えていますが、詳しいことは明らかになっていません。

イエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力、「フーシ派」との間で、内戦が5年以上続いています。

ハディ政権では、協力関係にあった勢力が一時分裂していましたが、和解し、12月新しい内閣が発足したばかりで、政府は閣僚をねらった攻撃とみて警戒を強めています。

爆発が起きた中東イエメンのアデンの空港には当時、閣僚の到着を取材するため、多くの報道陣が居合わせていました。

このうち、中東のテレビ局アルアラビアの映像では、到着した飛行機のタラップから乗客が降りるなか、突然、大きな音が鳴り響き、集まった人たちが逃げ惑う様子を伝えています。

また、AFP通信は最初の爆発のあとに起きたとみられる別の爆発の瞬間を捉えています。

映像では、空港の建物から黒い煙があがる中、敷地内に何かが飛来し、着地したのと同時にドーンという大きな爆発音が響き渡り、周辺に炎と煙が上がる様子が確認できます。

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