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世界の航空会社が加盟するIATA=国際航空運送協会は3日、去年1年間の旅客の需要を分析した結果を公表しました。

それによりますと、「旅客キロ」という指標で示した旅客の需要は前年を65.9%下回り、およそ3分の1の水準に落ち込んだということです。

これは新型コロナウイルスの感染拡大で各国で移動が制限され、国際便を中心に乗客が大幅に減ったためで、IATAは「大惨事という以外に表現のしようがない」としています。

地域別では
▽日本を含むアジア太平洋がマイナス61.9%だったほか、
▽ヨーロッパがマイナス69.9%、
▽北米がマイナス65.2%でした。

IATAによりますと、ことしに入ってからも予約の大幅な減少は続いているということで、今後、変異したウイルスへの対応で移動制限が長引いた場合、ことし1年の需要は感染拡大前の4割程度までしか回復しないおそれもあるとしていて、航空業界への影響の長期化が懸念されています。

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