https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

実は、皇室典範第十一条に《年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる》とあり、皇室会議の議を経るといったハードルはあるが、眞子さまは独身のまま皇室を離れることができるのだ。

ちなみに、昭和の時代には故・三笠宮寬仁親王が「皇族の身分を離れ、身障者問題などに打ち込みたい」として、宮内庁皇籍離脱を申し出る騒動があった。

このときは皇族方が総出で説得し、寬仁親王は考えを改められたという。当時、皇太子だった上皇陛下は、この件について、記者会見で次のように話していた。

「やはり、皇族は天皇に一番近い立場にある。要するに、象徴に一番近いところにいるわけですから、象徴にふさわしいような生き方をしなければならないと思うわけです。そして、そういうことによって天皇をお助けしていくのが皇族のつとめではないかと思うわけです。

また、子供達にも、そういうふうに話している。やはり、象徴にふさわしいということは、国民が望む意向に沿っていく、もちろんそういうことも含まれているわけですけれども」

天皇陛下秋篠宮さまも、上皇陛下の教えを胸に刻んでいたのだろう。“国民が望む意向”とはますます逆行されている眞子さま小室さんとの結婚のために皇籍を離脱したいと宣言したとしたら、何人の皇族方が引き止めてくださるだろうか……。

 天皇家の「秘書」であり、オモテの組織のトップである宮内庁長官が、小室圭さん(29)に苦言を呈した問題。眞子さまとはまだ正式な婚約もしていない一民間人に対して、宮内庁長官が説明責任を求めたのは「異例」だったと同時に、勇み足ではないかという声も出ている。宮内庁長官の発言は、天皇家の「代弁」と受け取られるからだ。

 そこで、誰が西村泰彦宮内庁長官を動かしたのかということだが、週刊新潮上皇后さまの強い懸念が影響しています」との記事を載せた。宮内庁「そういった事実は全くありません」と反論したが、実際はどうなのだろう。

 上皇上皇后両陛下のご指示や「ご意向をくんだ」のではないなら、なぜあの長官発言になったのだろうか。事情を知る関係者はこう語っている。

「以前に比べて秋篠宮さまがかなりお痩せになっています。それなのに、上皇后さまが何も発言されなかったというのは考えられないですね。大丈夫かぐらいはおっしゃったのではないでしょうか。最近の報道を見ても、眞子さまが駆け落ちするんじゃないか、婚約破棄になるんではないか、納采の儀抜きに結婚されるのではないかとかさまざまなことが書かれていますが、これを否定する材料もありません。万が一でも事実になれば、皇室にとっては前代未聞の出来事です。秋篠宮さまの苦慮がそこにあることは誰だってわかります。西村さんは警察庁出身で内閣危機管理監でしたが、もっぱら皇室より政権の方を向いているとの評判です。ご自分の長官時代に前代未聞のことが起これば困ると思ったのではないでしょうか。しかし、あの発言は拙速でしたね」

 拙速というのはこういうことだ。「(小室さんは)説明責任を果たすべき」という発言といい、小室さんの弁護士を呼び出して説明を求めたことといい、秋篠宮さまの“秘書”である皇嗣職大夫の範囲で止まっていれば、何かあっても最後は大夫に詰め腹を切らせれば、皇室の問題ではなく、秋篠宮家の問題で終わったはずだ。リスク管理とはそういうことだろう。

 それが天皇家ではない秋篠宮家の眞子さまのご結婚に宮内庁長官が関わってきた。たしかに長官の発言は正論だが、皇室のオモテの「秘書」である宮内庁長官が絡んだとなれば、この時点で秋篠宮家の問題から皇室全体の問題になってしまったということである。

 先月の天皇陛下の誕生日会見で、本来なら問われるはずのない眞子さまのご結婚についての質問が出たのも、西村長官の発言があったからこそだ。

 結果的に天皇陛下も巻き込むことになったという意味では大失態というべきだろう。

 長官は自身の発言について、記者会見で聞かれたからだと説明しているそうだが、上皇上皇后両陛下のご意向がないとすれば、聞かれたからといってペラペラしゃべってしまう方がどうかしている。危機管理のトップが、自ら危機を招いてしまったともいえる。

 さて、こうした経緯もあって小室さん母子バッシングに勢いづく週刊誌の中には、堂々と「いよいよ駆け落ち婚するしかなくなった」と面白おかしくはやし立てるところもある。しかし、本当にそんな事態にまで追い込まれたら、眞子さまはどうなるのか。次回はそのあたりに触れていきたい。

安定的な皇位継承の確保や皇族数の減少などの課題をめぐり政府は、速やかな検討を求める国会の要請を踏まえ、今後の議論の在り方などを検討してきました。

これについて、加藤官房長官閣議のあとの記者会見で「安定的な皇位の継承を維持することは、国家の基本に関する極めて重要な問題だ。また、女性皇族の婚姻などによる皇族数の減少などへの対応については、さまざまな考え方や意見があり、これらの課題について予断を持つことなく、議論を行っていただく」と述べ、新たに6人の有識者による会議を設置し、来週にも初会合を開くことを明らかにしました。

有識者は、▽上智大学の大橋真由美教授、▽慶應義塾大学清家篤・前塾長、▽JR東日本の冨田哲郎会長、▽俳優で作家の中江有里氏、▽慶應義塾大学細谷雄一教授、▽千葉商科大学宮崎緑国際教養学部長です。

加藤官房長官は「スケジュールありきではなく、落ち着いた議論をしっかり行っていただきたい。去年11月までに至る皇位継承に伴う一連の行事をしっかりやるということで対応し、その後、政府内で、いろいろ検討し、今回こうした形で、議論を進めていくことになった」と述べました。

 長らくの懸案である「皇位継承の安定」に向けた議論が、ようやく緒につく運びとなった。政府は今月中にも有識者会議を設け、2021年度内の国会への報告を目指すという。が、仮に“新制度”創設へ道が開くことになれば、高笑いするのは“圭殿下”に他ならない。

「そもそも女性宮家創設案とは、皇族方の減少を目の当たりにされてきた上皇さまの強いご意思で進められてきました。その範囲については愛子さま眞子さま、佳子さまという内親王のお三方までとするという“コンセンサス”も、皇室内で得られていたのです。現行のままでは皇統は先々、秋篠宮家へと移ることになりますが、皇位継承とともに皇室全体の安定を考えた時、女性宮家の議論は避けて通れません」

 仮に現実味を帯びてきた場合、範囲とされるお三方の中で眞子さまが「第1号」となられる可能性が高いのは言うまでもない。さる皇室ジャーナリストが言う。

「この議論がなされる時、多くの国民はどうしても小室圭さんを思い浮かべてしまいます。さまざまな問題を抱えながらも十分な説明を果たさず渡米し、再三にわたる秋篠宮さまの呼びかけにも、今なお誠実に対応しようとしない。そうした男性が、議論の成り行き次第では女性宮家当主の“配偶者”として皇室入りを遂げてしまう――。世間が、反射的にそうした不安を抱くのはもっともだと思います」

 現在の皇室典範では、女性皇族は婚姻によって皇籍を離脱することになっている。その際、「皇族としての品位を保つ」という名目で一時金が支給され、眞子さまの場合はおよそ1億4千万円とみられる。そして、女性宮家が創設されて眞子さまがご当主となられた場合は、一時金ではなく引き続き「皇族費」が支給されることになるのだ。

皇族費皇室経済法で定められており、独立の生計を営む親王は年額3050万円、親王妃にはその半額が支給されます。眞子さまと佳子さまには現在、独立の生計を営まない成年内親王として年額915万円ずつが支払われています。もし眞子さまが新宮家のご当主となられ、この規定に則るのであれば、年額3050万円が支給され、その後に小室さんと結婚することで彼も『圭殿下』として半額の1525万円が支払われることになります」(同)

 あわせて年額4575万円。むろん原資は税金で、小室さんは皇族となるため弁護士を目指す必要もない。

「目下、1億4千万円とされる一時金をめぐり、小室さんには批判が集中していますが、眞子さまとの新居にセキュリティーの堅牢な高級マンションを購入すれば1億円ほどかかることでしょう。となれば、手元には残り4千万円。懸命に働かなければ、眞子さまの品位を保つ生活も難しくなる。小室さんの母親の高級志向も心配で、あっという間に底をつくかもしれません」(同)

 それが一転、圭殿下となれば住まいは赤坂の一等地で家賃やローンと無縁。眞子さまのお伴で“公務”に付き添えば、年間約4600万円が終身支給されるのだ。子が生まれても条件次第でその皇族費が加算され、定職に就こうとしない小室さんにとって魅力的な暮らしには違いない。お誕生日会見で陛下にまで苦言を呈されようが、これでは気持ちが揺らぐはずもなく、あるいは問題の解決を先延ばしにすることで、皇室典範改正と新制度発足のタイミングを見計らっているのかもしれない。が、

「コロナ禍に喘いでいる国民からすれば、恋愛結婚がどうのと言っている場合ではありません」

 とは、皇室制度に詳しい小田部雄次静岡福祉大学名誉教授である。

「そんな状況で、こじれたままお二人が結婚となれば国民は完全に白けてしまい、皇室への親しみは薄れていくと思います。そんな中で、もし女性宮家が創設されて小室さんにも皇族費が支給されるようなことになれば、それこそ世間は黙っていないでしょう」

 そうした“気配”をすでに感じ取っているというのは、名古屋大学大学院の河西秀哉准教授だ。

有識者会議ではもちろん、女性宮家創設についても話し合われるでしょうが、小室さんの問題が浮上し、議論の方向性が非常に複雑化したのではないでしょうか。私の周りでも、これまで女性活躍の流れから“女性宮家は必要だ”と言っていた一般の方々が、小室さんの問題が大きくなるにつれ“皇室に入ってほしくない”という声に次第に変わってきています。小室さんという存在がこの会議に与えた影響は、計り知れないと思います」

d1021.hatenadiary.jp

#天皇家