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袴田巌さん(85)は、昭和41年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴えて再審を申し立てています。

最高裁判所は、事件の1年余りあとにみそタンクから見つかった犯人のものとされる衣類に付いた血痕の色の変化について、「1年余りみそに漬け込まれた血痕に赤みが残る可能性があるのか、化学反応の影響に関する専門的な知見に基づいて審理が尽くされていない」として、去年12月、東京高裁で再び審理するよう命じました。

東京高裁で22日、裁判所と弁護側、それに検察側が集まる3者協議が始まり、弁護側は、血液がついた布をみそに漬ける実験をした結果、少なくとも2週間以内に赤みが消えて黒くなったとして、「犯行時の衣類であることに疑問があるのは明らかだ」と主張しました。

これに対し、検察は7月までに反論の意見書を提出すると述べたということです。
姉のひで子さんは、会見で「弟は去年の決定以降、物見遊山をするまで明るくなりました。とにかく再審決定を勝ち取るしかありません」と話していました。

次回の3者協議は6月21日に行われます。

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