韓国ムン大統領 任期満了まで1年 支持率最低水準に #nhk_news https://t.co/EvmqdJsMuR
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年5月8日
韓国の大統領の任期は1期5年限りで再選は認められておらず、2017年に就任したムン・ジェイン大統領は、1年後の来年5月9日に任期満了となります。
ムン大統領は、北朝鮮との関係改善を最優先課題に掲げ、2018年には三たび南北首脳会談を行いました。
しかし、おととしアメリカと北朝鮮の2回目の首脳会談が物別れに終わってからは、韓国と北朝鮮の関係も行き詰まっています。さらに、不動産価格の高騰などで支持率が就任以来最低の30%前後に落ち込んでいて、先月の首都ソウルと第2の都市プサン(釜山)の市長選挙ではムン政権を支える与党が大敗しました。
その与党内では、来年3月の大統領選挙に向けてムン大統領に近い主流派と非主流派がせめぎ合っており、大統領の求心力の低下が指摘されています。
ムン大統領としては、今月21日の米韓首脳会談などをきっかけに、北朝鮮との対話の再開に向けた機運を高めたいところですが見通しは立っておらず、厳しい政権運営を迫られそうです。
こうした中、冷え込んでいる日本との関係でも、慰安婦問題や太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で、日本側にとって受け入れ可能な解決策を示すことができるのかは不透明で、任期内に事態を打開するのは難しいのではないかという見方も出ています。
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