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埼玉県桶川市の無職、成島明彦被告(33)は、道路交通法違反などの罪で有罪判決を受けて執行猶予中だった去年10月、桶川市市道で対向車線を走っていた車の通行を妨げる目的で自転車をセンターラインに寄せたなどとして、あおり運転と暴行の罪に問われました。

17日の判決でさいたま地方裁判所の中桐圭一裁判官は「重大な交通事故を引き起こしかねない危険で悪質な犯行で、車のドライバーに嫌がらせをして快感を味わいたいという動機は身勝手極まりない」と述べました。

そのうえで「被告は当時、保護観察付きの執行猶予期間中で、いかなる罪も犯さないことを強く求められていたにもかかわらず犯行に及んだことは強く非難されるべきだ」として、懲役8か月と罰金20万円を言い渡しました。

#法律


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横須賀市によりますと、17日午後2時すぎ、70代から80代ぐらいの男性が市役所の秘書課を訪れ、対応した職員に「このリュックを市長に渡したい。中に手紙が入っている」と話してリュックを手渡しました。

男性は、そのまま立ち去り、職員が中を確認したところ、現金6000万円と手書きの手紙が入っていて、手紙には「小学1年生のころから貯めたお金です。何かの役に立ててください」という趣旨の文章が書かれていたということです。

職員があとを追いかけましたが、男性は見つからなかったということです。職員が対応した際、男性は、氏名や住所は明かしたくないと話していたということです。

市は寄付として扱うことにしていて、横須賀市の上地克明 市長は「このような大変な時期に、これほどのご厚意をいただき、大変、驚くとともに、感極まり、感謝の気持ちでことばになりません。どのように使わせていただくべきか、じっくり考えたいと思います」というコメントを出しました。


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#整体

ことし3月6日、名古屋市の名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人の女性、ウィシュマ・サンダマリさん(33)が死亡しました。

ウィシュマさんは、ことし1月中旬以降体調不良を訴え、施設内や外部の病院で医師の診察を受けましたが、入院などはしないまま亡くなり、出入国在留管理庁は対応に問題がなかったか調査を進めています。

スリランカから来日した遺族は17日、代理人の弁護士らとともに管理局を訪れて局長と面会し、ウィシュマさんが亡くなった経緯などについて説明を求めました。

そして施設内を視察したあと記者会見を開き、ウィシュマさんの様子を映した映像の開示を求めたものの拒否されたことや、管理庁から調査を受けていることを理由に質問に対し明確な回答が得られなかったことなどを明かしました。
ウィシュマさんの妹のワヨミさんは「話を聞いたときは怒りを感じました。管理局は疑問に何も答えてくれません。姉が亡くなった責任を逃れようとしていると思います。真相がわかるまで国に帰れません」と怒りをあらわにしました。

遺族の代理人の指宿昭一弁護士は「調査を受けているとはいえ、事実はひとつだから事実を答えればいい話だ。カメラについても管理局の責任を明らかにするために開示してほしい」と訴えました。

亡くなったウィシュマさんは「スリランカで語学学校を開きたい」という夢を抱いて4年前に来日しました。

しかし、その後、ウィシュマさんは日本語学校を欠席がちになり除籍処分になったということです。

そして在留資格を失ったウィシュマさんは交際していたスリランカ人の男性の暴力から逃れるため警察に駆け込み、去年8月から名古屋出入国在留管理局に収容されていました。

ウィシュマさんは収容されていた日々の生活を日記に書き留めていました。

日記には、ことし1月中旬ごろからは食べたものをもどしてしまうことや頭痛があることなど、悪化する体調について記されていました。

また「お母さんに会いたい」などともつづられていました。

さらに、面会に訪れていた支援者に宛てた手紙には「助けてほしい」など、収容生活から抜け出したいという痛切な思いもつづられていました。

ウィシュマさんの死因について、衆議院法務委員会の議員に示された司法解剖結果では「甲状腺炎による甲状腺機能障害により全身状態が悪化し、既存の病変を有する腎などの臓器不全が加わり死亡したとするのが考えやすい」とされています。

これについて甲状腺疾患などが専門で名古屋市内の「糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI」の戸崎貴博医師は「甲状腺の病気がもとで、他の疾患を起こして死亡に至ることはあり得る」と話しました。

また「甲状腺炎をきたしていると全身状態が衰弱しやすく、なんらかの感染症が一緒に起こった場合は非常に急速に悪化するおそれは十分にある」と話しました。

出入国在留管理庁は4月9日、ウィシュマさんが亡くなった経緯に関する調査の中間報告を公表しましたが、支援する弁護士などはその内容がことし2月に診察した医師の診療記録と食い違っていると指摘しています。

ウィシュマさんはことし1月中旬以降体調不良を訴え、庁内診療室の医師から薬の処方をうけていたほか、2月5日には外部の医療機関の消化器内科で診療を受けていました。

関係者から入手した2月5日のカルテには「内服できないのであれば点滴、入院。(入院は状況的に無理でしょう)」と書かれていました。

一方、中間報告では2月5日の診察の際「医師から点滴や入院の指示がなされたこともなかった」となっていて、弁護士などは「意図的に隠しているとしか思えない」などと指摘しています。

ただ、カルテにはその後の内視鏡検査で「ほぼ異常なし」とされたことが書かれていて、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みなどを和らげる薬の「継続でいいかと」とも記されていました。

出入国在留管理庁によりますと、亡くなったウィシュマさんが収容されていた当時、名古屋出入国在留管理局では平日は非常勤の医師2人で週2日から3日、収容されている人たちの診察やカウンセリングなどにあたっていたということです。

また看護師と准看護師、合わせて3人が平日は施設に常駐していたということです。

ただ、休日や夜間などは非常勤の医師も看護師らも不在で、名古屋出入国在留管理局では外部の医療機関を受診させるなどの対応をとっていたということです。

#アウトドア#交通