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発表によりますと、イオンのことし3月から5月までの3か月間のグループ全体の決算は、売り上げにあたる営業収益が2兆1532億円で、前の年の同じ時期より3.7%増え、この時期としては過去最高となりました。

これは国内外のショッピングモールなどで新型コロナの感染拡大に伴う臨時休業や営業時間の短縮などの影響が前の年度に比べて限定的で、テナント収入が回復し食品の売り上げが引き続き伸びたことに加え、中国で個人消費が回復し、専門店の売り上げが好調だったことなどによるものです。

この結果、最終的な利益は50億円で、500億円を超える赤字だった前の年度から一転して、この時期としては3年ぶりに黒字を確保しました。

会社では「売り上げや利益の水準はほぼコロナ前の状態まで回復した。今後、国内外でワクチンの接種が進めば経営環境のさらなる改善が期待できる」としたうえで、最終的な利益を200億円から300億円の黒字と見込んでいた来年2月までの1年間の業績見通しを据え置きました。