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イギリスの公共放送BBC20日、ジョンソン首相の上級顧問を務めながら去年、首相と対立して辞任したカミングス氏のインタビューを伝えました。

この中でカミングス氏は去年の秋、国内で再び感染が拡大していた際、ジョンソン首相が「感染して死亡しているのは基本的に80歳を超えた人たちだけだ。その人たちのために経済を犠牲にすることはできない」などとして厳しい外出制限などの措置に消極的だったと述べました。

さらにカミングス氏は、ジョンソン首相が携帯電話のメッセージで「60歳以下が入院する例はほとんどなく入院してもほとんどが生き延びる。医療体制が圧迫されるという話はもう信じない」と主張していたとも述べました。

結局、その後感染はさらに拡大し、ロンドンがあるイングランドでは去年11月から12月にかけて厳しい外出制限の措置が導入されることになりました。

首相官邸は「政府は科学的な助言に基づいて国民の命を守るために必要な行動をとった」などとコメントしていますが、ジョンソン首相が高齢者を軽視していたとするカミングス氏の発言は国内に波紋を広げています。

ジョンソン英首相の最側近だったカミングス元首席顧問がBBC放送の会見に応じ、2019年の総選挙で与党が大勝した直後、ジョンソン氏を首相から追放することを検討していたと告白した。首相としての「プランがなかった」ことなどを理由に挙げた。会見内容が20日に放映された。

 カミングス氏は政権内での対立の末、昨年11月に解任された経緯があるが、今回の発言が政権への報復であることは否定。ジョンソン氏のキャリー夫人が政権内の人事に介入したとも主張したが、首相官邸は「政治的任命は全て首相が行っている」と反論した。

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