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米国とドイツは21日、ロシア産天然ガスをドイツに運ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム2」建設を巡り、完成後もドイツがウクライナを引き続き支援することで合意したと明らかにした。米国はロシアの影響力拡大を懸念してウクライナを経由しない同パイプラインに反対してきたが、ドイツが対ロけん制の姿勢を示すことで事実上容認した。

 米国務省が21日発表した共同声明によると、米独両政府はロシアによるウクライナ南部クリミア半島の強制編入を念頭に「ウクライナの主権に対する米独の支持は揺るがない」と表明した。

アメリカのバイデン政権は、ドイツとともに、エネルギー安全保障などに関する共同声明を発表し、これまで反対してきたドイツとロシアを結ぶガスパイプラインの建設について事実上、容認する立場を示しました。

対中国を念頭に、同盟国との連携を重視したものとみられます。

アメリカとドイツは21日、ヨーロッパのエネルギー安全保障などに関する共同声明を発表しました。

それによりますと、ロシアの天然ガスを直接ドイツに運ぶために建設中の海底パイプライン「ノルドストリーム2」についてロシアがエネルギーを武器にヨーロッパで影響力を行使しないよう、アメリカとドイツの両国は連携して取り組んでいくとしています。

パイプラインの建設を巡っては、前のトランプ政権が、ロシアの影響力の拡大につながるとして強く反対し事業会社に制裁を科したため、アメリカとドイツの2国間関係に溝が生まれていました。

バイデン政権の高官は「もしロシアが敵対的な行動に出れば、同盟国や友好国と連携し、ロシアに対して新たな制裁を科すなどしていく」と述べたうえで、事実上、建設を容認する立場を示しました。

今回の共同声明は、今月15日に行われたバイデン大統領とメルケル首相の首脳会談に続いて発表されたもので、バイデン政権として、対中国を念頭に、同盟国との連携を改めて重視したものとみられます。

#反ロシア#対中露戦

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ベラルーシのルカシェンコ政権への抗議活動を続ける反政権派のチハノフスカヤ氏は、アメリカ政府の支援を求めてワシントンを訪れていて、19日にブリンケン国務長官と、20日には、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官や、上下両院の議員と相次いで面会しました。

チハノフスカヤ氏は20日、現地のメディアの質問に答え、ブリンケン長官などに対し、ベラルーシの主要産業となっている肥料や石油製品の国営企業に制裁を科すなど、ルカシェンコ政権への圧力を一層強めるよう求めたことを明らかにしました。

その上で「アメリカは象徴的な行動でなく、積極的な動きを見せることを望む。民主主義国家が結束して怒りを示す時が来た」と述べ、ルカシェンコ大統領の退陣に向けてアメリカがより踏み込んだ対応をとることに期待を示しました。

一方、ホワイトハウス20日、声明を発表し、サリバン補佐官がチハノフスカヤ氏に対し、民主主義や人権を求める反政権派の勇気や決意を支持すると伝えたことを明らかにしました。

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#旧ソ連