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陸上女子のベラルーシ代表、クリスチナ・チマノウスカヤ選手（24）は、東京オリンピックに出場するため来日していましたが、チーム内での不満をSNSに書き込んだところ「『政権批判だ』として強制送還されそうになった」として帰国を拒否し、4日、隣国のポーランドに亡命しました。

チマノウスカヤ選手は5日、ポーランドの首都ワルシャワで記者会見を行い「安全な場所にいることができて幸せです」と述べ、日本政府や警察、ポーランド政府などの支援に謝意を示しました。

亡命を決めた理由については、空港に向かう途中で電話で話した祖母から「ベラルーシに戻るべきではない。病院か刑務所に入ることになるかもしれない」と伝えられたためだと明かしました。

そのうえでチマノウスカヤ選手は「安全になれば母国に戻りたい」と述べ、ルカシェンコ政権による反政権派への弾圧が続く現状が改善されれば帰国したいとする心境を語りました。

会見の最後には「私はただ走りたいだけです」と英語で書かれたTシャツを掲げ、自由を求めて走り続けたいとする決意を表現していました。

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