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タリバンの幹部によりますと9日、カタールの首都ドーハで暫定政権のムッタキ外相代行とアメリ国務省の高官が対面で会談したということです。

双方の本格的な会談はことし8月30日にアメリカ軍がアフガニスタンからの撤退を完了して以降、初めてだとしています。

会談でタリバン側はアフガニスタン政府がアメリカに保有している資産の凍結の解除や人道支援への協力などをアメリカ側に求めたということです。

アメリカ政府は会談の有無について公式には明らかにしていませんが、タリバン側はアメリカから新型コロナウイルスのワクチンを提供する用意があると伝えられたとしています。

アフガニスタンではタリバンが再び権力を握ったことを受けて、政府が海外で保有していた資産が凍結されたうえ、IMF国際通貨基金も緊急時の資金支援を停止したことなどから、現金が不足し経済状況が悪化しています。

会談は10日も行われる予定で、タリバン側は引き続き資産凍結の解除などを求めるものとみられます。

一方、アメリカ側はアフガニスタンからの出国を希望する人たちの安全な移動を保証することやテロ対策の強化などを求めるものとみられます。

カーン博士は1936年に当時イギリスの植民地だったインドのイスラム教徒の家庭に生まれ、その後、独立後のパキスタンに移住して大学を卒業したあと、ヨーロッパで学びました。

1970年代にオランダのウラン濃縮工場に勤務していたときに、ウラン濃縮に必要な資材や購入先のリストなどの機密情報を入手したとされます。

その後、パキスタン核兵器の開発計画に加わって1998年に核実験を成功させ「原爆の父」と呼ばれて国民的英雄となりました。

一方、2004年、北朝鮮やイランなどに核技術を提供した、いわゆる「核の闇市場に中心的に関わっていたことが発覚し、国際社会から厳しい批判を受けました。

国営テレビなど複数の地元メディアは、カーン博士が現地時間の10日7時すぎに首都イスラマバードの病院で死去したと伝えました。

死因は明らかにされていませんが、新型コロナウイルスに感染して入院し、その後、自宅で療養していたということです。85歳でした。

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