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北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは12日午後8時からの放送で、首都ピョンヤンで11日、キム・ジョンウン総書記が出席して開幕した「国防発展展覧会」の映像を伝えました。

この中で、キム総書記はライトアップされた戦闘機などが上空を飛行する様子をながめたあと、過去5年間に開発したとする兵器が並ぶ屋内の会場で演説し、北朝鮮に対話を呼びかけているアメリカについて「信じるに足る根拠は一つもない」などと述べ、不信感をあらわにしました。

続いてキム総書記が、去年10月の軍事パレードで登場した大型のICBM大陸間弾道ミサイル級のミサイルや、異なる大きさのSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル、それに先月初めて発射された極超音速ミサイルとみられる兵器などを見て回る様子が確認できます。

北朝鮮としては、キム総書記の立ち会いのもと、大規模な展示会を開いて最新の兵器を誇示することで、今後も核・ミサイル開発を進めていく姿勢を強調するねらいがあるとみられます。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、首都ピョンヤンで11日、キム・ジョンウン総書記が出席して、ICBM大陸間弾道ミサイル級のミサイルなど過去5年間に開発した兵器を集めた「国防発展展覧会」が開幕した際の映像を12日夜、放送しました。

この中で、国歌が演奏された際、楽団の指揮者が白地にキム総書記の顔が大きくプリントされたTシャツを着てタクトを振る姿が映り込んでいました。

北朝鮮では最高指導者は「最高尊厳」と呼ばれて神聖視され、写真や肖像画を傷つけたり汚したりすれば厳罰に処されるだけに、その顔がTシャツにプリントされるのは極めて異例のことです。

これについて韓国の通信社、連合ニュースは「親しみやすさを強調する意図があったのではないか」と分析する一方、キム総書記の顔がついたTシャツは扱いが難しいため、広く流通するかは疑問だとする見方も伝えています。

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