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将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」七番勝負は第4局が山口県宇部市で行われ、挑戦者の藤井聡太三冠(19)が豊島将之竜王(31)に勝って「竜王」のタイトルを獲得し、史上最年少となる19歳3か月での四冠を達成しました。

将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」七番勝負は挑戦者の藤井三冠が豊島竜王を相手に3連勝し、タイトル獲得に王手をかけていました。

第4局は12日から山口県宇部市で行われ、藤井三冠は終盤、持ち時間がわずかとなる中でも的確に攻め続け、13日午後6時40分ごろ豊島竜王を投了に追い込み、4連勝で竜王のタイトルを手にしました。

この結果、藤井さんは「王位」「叡王」「棋聖に加え4つ目のタイトルを獲得して史上最年少となる「19歳3か月」で四冠となり、羽生善治九段が「22歳9か月」で達成した四冠の最年少記録を28年ぶりに塗り替えました。

藤井さんは「竜王戦」を制したことで、これまで誰も成しえなかった10代での「四冠」を達成し、現役の棋士では最多となるタイトル保持者となりました。

日本将棋連盟によりますと、将棋界で「四冠」を達成したのは藤井さんが6人目ですが、10代での「四冠」は初めてです。

四冠達成の最も古い記録は、タイトルが全部で4つだった1960年、大山康晴さんの全冠制覇によるものです。
続いてタイトルが5つだった1973年に中原誠さんが記録。
「七大タイトル時代」に入ってからは1985年に米長邦雄さんが四冠を記録しています。
現役棋士ではこれまで1992年に谷川浩司さん、1993年に羽生善治さんがそれぞれ記録。いずれも時代を代表するトップ棋士が成し遂げています。

また、これまでの最年少記録は羽生さんの「22歳9か月」でしたが、藤井さんはこれを「3年6か月」も更新する「19歳3か月」で成し遂げ、史上初となる10代での「四冠」を達成しました。

藤井聡太さんが四冠を達成したことについて、これまで「四冠」の最年少記録を保持してきた羽生善治九段は「今回の竜王戦のシリーズは序盤の深い分析、中盤の細かい駆け引き、終盤の鋭い切れ味と実に高度な内容の対局が続きタイトル獲得にふさわしい内容のシリーズでした。これからもどんな将棋を指すか楽しみにしています」とコメントしています。

日本将棋連盟会長の佐藤康光九段は「このたびは初の竜王位獲得、史上最年少の四冠達成、誠におめでとうございます。たび重なる激戦が続く中、勝ち続けられるパワーに敬意を表します。ますますのご活躍を祈念いたします」と偉業をたたえました。

また、師匠の杉本昌隆八段は「竜王獲得、そして最年少四冠達成おめでとうございます。この日が来ることは10年前から確信していましたが、それでも師匠として感無量です。藤井新竜王の活躍には人間の無限の可能性を感じさせてくれます。更なる飛躍を期待しております」と喜びのコメントを贈っています。

今後の注目は、史上最年少での「五冠」達成に移ります。
日本将棋連盟によりますと、「五冠」の最年少記録を保持しているのは羽生善治九段(51)で、1993年に達成した「22歳10か月」です。
藤井四冠は現在、八大タイトルの1つ「王将戦」の挑戦者を決めるリーグ戦に参加しています。
このリーグ戦を勝ち抜いて、来年1月から開催予定の「王将戦」でタイトルを保持する渡辺明三冠(37)に勝って5つ目のタイトルを手にすると、羽生九段が持つ最年少記録を更新するとともに、これまで誰も成しえなかった10代での「五冠」達成となります。

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