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東南アジアを訪問中のアメリカのブリンケン国務長官は14日、インドネシアジャカルタ近郊で演説し「インド太平洋地域で起こることは、ほかのどの地域よりも21世紀の世界を方向付けることになるだろう」と述べ、この地域を重視する姿勢を強調しました。

そして中国が南シナ海のほぼ全域で管轄権を持つと主張し、海洋進出の動きを強めていることについて「毎年3兆ドルにも上る商取引を脅威にさらす攻撃的な行動だ」と批判しました。

そのうえで「われわれは同盟国や友好国とともにルールに基づいた秩序を守る」と述べ、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて連携を強化する姿勢を示しました。

ブリンケン長官はこのあとマレーシアとタイを訪問して新型コロナウイルスの影響で低迷した経済の回復に向けて意見を交わす予定で、東南アジア各国とともに経済や安全保障で中国に対抗していくねらいがあるものとみられます。

中国外務省の汪文斌報道官は14日の記者会見でアメリカがアジア太平洋地域の平和的発展に建設的な役割を果たしたいのであればASEANを中心とした地域協力の枠組みを尊重すべきで、イデオロギーによって線引きし集団的な対立を引き起こすべきではない」と述べ、非難しました。

そのうえで汪報道官は「分断を引き起こし対立や対抗をあおるアメリカのやり方は世界では歓迎されないし、アジア太平洋地域ではなおさら通用しない」と述べ、けん制しました。

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