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15日付けの、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は北西部ピョンアン(平安)北道の「鉄道機動ミサイル連隊」が14日、発射訓練を行ったと伝えました。

公開された写真ではミサイルが、線路上の列車からオレンジ色の炎を吹き出しながら上昇していく様子が写っています。

この中で、「2発の戦術誘導弾が日本海に設定された目標に命中した」としています。

また、発射訓練について「任務の遂行能力を高めることを目的に行われた」としていて、国防科学院の幹部らが立ち会い、「全国的な鉄道機動ミサイルの運用システムを整えるための課題が議論された」としています。

北朝鮮去年9月に新たに組織された「鉄道機動ミサイル連隊」が、中部の山岳地帯で発射訓練を行ったと明らかにしていました。

韓国軍は、北朝鮮が14日午後、ピョンアン北道のウィジュ(義州)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルと推定される飛しょう体2発を発射したと明らかにしていて、発表はこの飛しょう体を指すとみられます。

北朝鮮がことしに入ってミサイルの発射を発表するのは、今月6日と12日の極超音速ミサイルに次いで3回目で、今回は列車から発射することによって、さまざまな種類のミサイルで攻撃できる能力があると誇示するねらいがありそうです。

15日付けの、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、北西部ピョンアン(平安)北道の「鉄道機動ミサイル連隊」が14日、発射訓練を行ったと伝えました。

これについて韓国の通信社、連合ニュースは、去年9月に北朝鮮が初めて列車からの発射を行った時と同じ種類のミサイルで、低空で飛行し変則的な軌道で落下する、ロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を改良したものだとの見方を伝えています。

そのうえで「韓国軍は、北が射程を伸ばし軌道を高度化するなどの改良を続けていると見ている。今回の発射は精度を確認するためのものだ」と分析しています。

また今回、北朝鮮が、訓練を行ったのがピョンアン北道の部隊だと地名を明示したことから、専門家は、こうした部隊が複数ある可能性を指摘しています。

一方、アメリカのブリンケン国務長官は14日、韓国のチョン・ウィヨン(鄭義溶)外相と電話で会談し、北朝鮮の相次ぐ発射は、国連安全保障理事会の決議違反だと非難したうえで、日米韓3か国の協力の重要性を強調しました。

北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射について、複数の専門家は、アメリカのバイデン政権がウクライナ情勢や中国への対応に力を入れる中、朝鮮半島情勢に目を向けさせるとともに米朝関係におけるみずからの地位を高めるねらいがあるという見方を示しています。

また、この時期に弾道ミサイルの発射を繰り返す理由については、来月から最大の支援国である中国で北京オリンピックが行われることから、大会の期間中に過度な刺激は控えたいためではないかと指摘しています。

一方、国内的にはキム・ジョンウン金正恩)体制の発足から10年となり、キム総書記が軍事力のさらなる強化の方針を掲げるなか新年早々、これを行動に移すことで、キム総書記の権威を一層強化したい思惑もあるとの見方を示しています。

北朝鮮情勢に詳しい南山大学の平岩俊司教授は「バイデン政権にとって北朝鮮政策の優先度は前のトランプ政権と比べ低い。北朝鮮は軍事力を強化すればアメリカの関心を引きつけ、交渉を有利に進める立場になることができると考えていて、アメリカとの交渉を見据えた動きだとみている」と話しています。

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