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 昨年9月、学校はスラックス制服の申し込み受け付けを開始。齊藤校長は当初、「申し込むのは1クラスに1、2人かなとか思っていた」というが、ふたを開けてみると、全校生徒の約1割、140人あまりが申し込んだという。なかなか生産が間に合わず、スラックスが生徒の手元に届いたのは、昨年11月をすぎてからだった。

 2020年3月、新型コロナウイルスの拡大防止策として「全国小中高等学校等の一斉休校措置」がとられた。その後、同校では分散登校が行われたが、その際、保護者から「学校から帰宅したら、着ていた服をすべて洗濯したい」という強い要望が寄せられた。そのため学校は、白いポロシャツとズボンであれば、私服で登校することを期間限定で許可した。

「ところがその期間が終わっても、スカートに戻るのはもう嫌だと、強い気持ちを持つ生徒がいたんです。だからといって制服がある以上、それを許すわけにはいかない。私たちもつらかった。しかし、現実的にスカートをはくことに抵抗ができてしまった人がいる以上、スラックスを選べるようにしてもいいんじゃないか、という話になりました」(小林教頭)

 齊藤校長は、こう話す。

「その子が制服を選べることによって、安心して学校に来られるなら、そのほうがずっといいですよね。ですから、制服の選択肢を増やさない理由はなかったわけです」

「生徒たちはとても実利的で、暖かくていいからとか、小学生のときにずっとズボンをはいていたからとか、多少行儀悪くしても目立たないからとか、さまざまな理由でスラックスをはいている。そのなかで、スラックスに特別こだわりのある生徒が際立った存在にならずにすんだのはとてもよかったと思います」(齊藤校長)

 いま、社会ではトランスジェンダーが直面する壁を取り除こうとする動きが進んでいる。多感な青春時代を過ごす学校で制服の悩みが減ることも、当事者にとっては大きな福音だろう。桜蔭中学校高等学校の英断にエールを送りたい。

#LGBT

ことし4月に施行される改正少年法では、新たに成人となる18歳と19歳を「特定少年」と位置づけ、家庭裁判所から検察官に逆送致する事件の対象を拡大するなど、扱いが厳しくなります。

これを前に古川法務大臣は、閣議のあとの記者会見で、少年院での職業指導について「18歳、19歳を含む在院者を対象に、時代のニーズに対応し、みずから考える力を養い、出院後の幅広い職業選択を可能とするような工夫を考えている」と述べ、科目の見直しを検討していることを明らかにしました。

そのうえで「成年年齢の引き下げによって、18歳と19歳の在院者は、自律的な権利・義務の主体として、積極的な社会参加が期待される立場となることを踏まえれば、職業指導にみずから考える視点を加えることは、大人としての自覚を高める観点からも大変重要だ」と述べました。

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#勉強法