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アンネの日記」は第2次世界大戦中にナチス・ドイツによるユダヤ人への迫害から逃れてオランダの「隠れ家」で暮らした少女、アンネ・フランクが遺した日記を基に家族で唯一生き残った父親の手でまとめられました。

日記が出版されてことしで75年となるのをきっかけに、イスラエルアリ・フォルマン監督が新たに製作したアニメーション映画「アンネ・フランクと旅する日記」が来月11日から日本でも公開されることになりました。

この映画はアンネが日記の中で空想上の友達として記した「キティー」を主人公に、ユダヤ人への迫害や戦争がもたらす悲惨さ、そして現代でも続く難民への差別などについて描いています。

公開を前にフォルマン監督は、NHKのインタビューに応じ、「『アンネの日記』はどの時代でも響くメッセージを持っている。映画では戦争によって苦しむのは自分たちだということを、子どもにも理解しやすい形で示したかった。ぜひ家族と一緒に見て話し合ってみてほしい」と話していました。

映画「アンネ・フランクと旅する日記」の公開を前に、都内の私立学校でオンライン試写会が開かれました。

都内にある東京女学館では、アンネの父親から日本に贈られたとされ、今も各地で栽培されている「アンネ・フランクの形見」という品種のバラを生徒たちが育てています。

映画の公開を前に、今月12日、オンライン試写会が開かれ、中学3年から高校2年の生徒、30人余りが参加しました。

映画の製作に当たったのは、これまでにも戦争を描いた作品などで高い評価を受けてきたイスラエルアリ・フォルマン監督です。

映画には、第2次世界大戦中、ドイツに占領されたオランダの「隠れ家」で過ごすことを余儀なくされたアンネの抱いていた夢や待ち受ける過酷な運命だけでなく、現代の世界が抱える差別や無関心への批判、そして命の大切さへのメッセージが込められました。

鑑賞を終えた生徒からは、「少数派の人たちへの差別はアンネの時代だけではなく現代にも通じる問題だ。過去の歴史から学ばなければならない」とか、「黙っていても何も変わらない。苦しい状況を知ってもらうために声を上げることの必要性を感じた」とかといった感想が聞かれました。

この映画のもとになった「アンネの日記」は、1947年にアンネの父親がまとめ、各国語に翻訳されたあと日本では1952年に出版され、長く読み継がれてきました。

アンネに関する資料を紹介している「アンネ・フランク資料館」によりますと、国内での累計の発行部数は関連の書籍を合わせて600万部を超えているということです。

東京女学館では、「アンネの日記」をテーマにした平和学習を続けているということで、日記について生徒からは、「アンネには今の私たちと似ている部分があって親近感を覚える。強制収容所で亡くなったと知ったときには自分たちと似ているからこそ、すごく苦しいし、悲しいと思った」、「戦争は年齢や性別に関係なく、残酷に誰でも巻き込んでしまうものだということを思い知らされました」などという意見が寄せられました。

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