【速報 JUST IN 】西郷輝彦さん死去 75歳 歌手で俳優 「御三家」の1人 #nhk_news https://t.co/Ini9TyydBW
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年2月21日
「星のフラメンコ」などのヒット曲で知られ、「御三家」の1人として一世をふうびした歌手で俳優の西郷輝彦さんが20日、東京都内の病院で亡くなりました。75歳でした。
西郷輝彦さんは鹿児島県の出身で、1964年に「君だけを」で歌手としてデビューしました。
甘いマスクと哀愁を感じさせる独特の雰囲気で一躍、人気を集め、橋幸夫さん、舟木一夫さんとともに昭和歌謡の「御三家」と呼ばれて一世をふうびしました。
「星のフラメンコ」などのヒット曲を連発し、NHK紅白歌合戦に10回連続して出場しました。
また、俳優としてもテレビや映画、舞台で活躍し、渋みのある演技でNHKの大河ドラマ、「独眼竜政宗」や「毛利元就」など数々の作品に出演しました。
西郷さんは、2011年に前立腺がんと診断されて手術を受け、その6年後には再発したことを公表しました。
2021年には、がんの治療のためにオーストラリアを訪れ、同じ病気の人を励ましたいとその様子をユーチューブで公開していました。
所属事務所によりますと、西郷さんは、前立腺がんの治療を続けていましたが、20日、東京都内の病院で亡くなりました。
75歳でした。
西郷輝彦さんが亡くなったことについて、西郷さんや舟木一夫さんとともに昭和歌謡の「御三家」と呼ばれた橋幸夫さんが、21日、神奈川県内でのコンサート後に報道陣の取材に応じました。
橋幸夫さんは、西郷さんが亡くなったことについて、「まさかと思いましたが、驚きました。『御三家』はそれぞれがライバルのような関係でしたが私は2人よりデビューが早かったので、当時、私に『追いつけ追い越せ』という思いで活動していたのだと思います。私は兄貴分のような立場でしたが、彼は、明るくて言うことはしっかり言うおもしろい人でした。彼の『星娘』などの曲はテンポがよくて自分にはない魅力がありました」と話し、当時の思い出を振り返りました。
そして、橋さんは、「体に気をつけていい人生を送って欲しいと思っていた矢先のことで、元気なときにもっと話をしたかったです。死は誰にでもありますが、とてもさみしいです」と話していました。
NHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」で共演した俳優の渡辺謙さんは「あまりにも突然の知らせに驚いています。独眼竜政宗を成長させ1年間支え導いてくれた大きな存在でした。初めてお会いした時、『僕が幼稚園の時“好きなんだけど~”真似してました』と言ったら、笑って怒られました。懐かしい思い出です。慎んでお悔やみ申し上げます」とコメントしています。
西郷輝彦さんが亡くなったことについて、鹿児島市で聞きました。
このうち、70代の男性は「演技も歌もすばらしかったのでとても残念です。鹿児島の誇りでたくさんの勇気をもらいました」と話していました。
また、60代の女性は「姉が大ファンで昔から身近に感じていました。病気との闘いは大変だったと思います。ゆっくり休んでほしいです」と話していました。
鹿児島市にある西郷輝彦さんの母校、鹿児島商業高校は、西郷さんに鹿児島での同窓会への出席を依頼し、快諾を得ていましたが、新型コロナの影響で開催できなかったということです。
眞田俊 校長は「西郷さんは母校の誇りでした。開催できずとても残念です。以前、野球部が甲子園に出場した際も真っ先に応援にかけつけてくださるなど熱い方でした。ご冥福をお祈りします」と話していました。
時代劇「独眼竜政宗」「江戸を斬る」遠山の金さん役など
— 天瀬ひみか (@amasehimika147) 2022年2月21日
橋幸夫、舟木一夫とともに「御三家」の歌手として一世風靡の俳優
西郷輝彦さんが10年に渡るがん闘病の末、2月20日、都内病院で死去。
20日日運
コード103「がん闘病の果ての有名人の死去」
コード174「時代劇」「御三家」#神の予言CBK pic.twitter.com/uNIaiyo4pS
西郷輝彦さんというともちろん山下猛造でしょう。復員してきた時のどこかの駅で切符を買う長い行列で、パンを売ろうとして売れない少年に対し、「喉が渇くからパンはいらんと客が言うんなら、パンを買ってくれたら水を汲んできてあげると言うんや」と教えたシーンを、なぜかとてもよく覚えています。
— 白石忠志 (@ShiraishiJP) February 21, 2022
辺見えみりさん 父 西郷輝彦さんへ「ありがとう」 #nhk_news https://t.co/spqLj8pxnk
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年2月21日
これを受けて、娘でタレントの辺見えみりさんは21日夜、自身のインスタグラムに西郷さんに肩車をしてもらった子どものころの自分の写真と共にメッセージを投稿しました。
この中で辺見さんは「父 西郷輝彦が永眠致しました。父が亡くなる前日に、ご家族に声をかけていただき、兄と2人で最後に父と会うことができました。言葉を交わすことは出来ませんでしたが、私と兄の言葉を聞いて大きく頷いたり、手で小さく拍手したり。最後の力を振り絞って会話してくれたんだと思います」と西郷さんとのやり取りについて明かしました。
そして「会話のあと、父とずっと目が合っている時間がありました。今までそんなにじっくり父の顔を見ることがなかったので、お互い無言のまま見つめ合いました。父の瞳はとても綺麗で、この人の血を受け継ぐことができて、そして子供に生まれてきて本当によかったと、心から感謝しました」と記しました。
そのうえで「私は4歳の時に父と離れているので、一緒にいる時間が少なかったのですが、父の生き様で色々なことを教えてもらいました。最後まで父は、かっこいい役者でした。お父さん、お母さんと出会ってくれてありがとう。痛みから解放されて、ゆっくり休んでください」とつづりました。
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