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マレーシアのマハティール元首相は現在96歳で、去年12月から心臓疾患のため首都クアラルンプールの医療施設に3度にわたって入退院を繰り返し、一時危険な状態に陥ったと伝えられました。

その後、容体が回復し今月5日に退院して自宅で療養を続けたあと23日、記者会見を行いました。

この中でマハティール氏は「自分でも驚いているのだが、まだ論理的に話し考えることもできる」と述べて回復ぶりをアピールしました。

そして「この国で何が起きているのかよく分かっているので、政党の闘いに貢献できる」などと述べて政治活動に復帰する意欲を示しました。

マハティール氏は首相在任中の22年間、日本の先進的な工業技術などを学ぼうという「ルックイースト政策」を掲げてマレーシアを発展させ、欧米中心の価値観やグローバリズムを批判するなどアジアを代表する政治家として存在感を高めました。

いったんは政界から引退しましたが92歳で首相に返り咲き2年間政権を率いたあと野党に転じていて、マハティール氏の政治手腕に期待するマレーシア国民の声は依然根強くあります。

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