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イオンが8日発表したことし2月までの1年間のグループ全体の決算は、売り上げに当たる営業収益が8兆7159億円で、前の年より1.3%増え、過去最高となりました。

また、最終的な利益は65億円で、700億円余りの赤字だった前の年から一転して2年ぶりに黒字を確保しました。

これは、長引くコロナ禍で食品の販売が伸びるなど、主力の総合スーパーの損益が改善したことに加え、調剤薬局を併設したドラッグストアの出店が加速し、キャッシュレス決済の普及でクレジットカードの利用が増えるなど、金融事業が大幅な増益となったことが主な要因です。

ただ、コロナ禍で国内外の商業施設が営業時間の短縮を余儀なくされ、専門店の売り上げが伸び悩んだことなどから、最終的な黒字額は、当初、見込んでいた感染拡大前の水準の200億円から300億円には届かず、依然、影響が残る形となりました。

イオンの吉田昭夫社長はオンラインの会見で「感染が収束しなかったことで外出を控える動きが続き、苦戦した1年だった。今期は、来店客も戻ってくると思うので、品ぞろえや広告を充実させたい」と述べました。