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アメリカ商務省が14日発表した先月の小売業の売上高は、6657億ドル、日本円でおよそ83兆円と、前の月を0.5%上回って3か月連続の増加となりました。

業種別の内訳では、
「スポーツ・娯楽用品」が3.3%、
「服・アクセサリー」が2.6%、
「レストラン・バー」が1.0%、
それぞれ伸びました。

アメリカでは、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけとした原油の高騰などを受けて、先月の消費者物価の上昇率が40年ぶりとなる8%台を記録しましたが、雇用や賃金の改善を背景に消費の底堅さを維持した形です。

ただ、価格の高騰もあって大きな伸びとなった「ガソリン」を除いた売上高は、前の月からやや減少していて市場の警戒は続いています。

中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会は、インフレの抑制に集中して金融引き締めのペースを一段と速める見通しですが、個人消費が今後も順調な回復を続けるかが、アメリカ経済の焦点となりそうです。

#経済統計