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6日のニューヨーク株式市場ではこの日、発表されたアメリカの4月の雇用統計で労働者の平均時給の高い伸びが続いていることなどを受け、インフレが長期化することへの懸念から、売り注文が増えました。

このため、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。

その後は買い戻しの動きも出て、終値は前日に比べて98ドル60セント安い、3万2899ドル37セントでした。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.4%の下落となり、終値として2020年11月以来の安値となりました。

ニューヨーク株式市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会が決めた大幅な利上げをめぐって株価が乱高下し、ダウ平均株価は4日に900ドルを超える大幅な値上がりとなったあと、5日は一転して1000ドルを超える急落となっていました。

市場関係者は「アメリカの長期金利が上昇したことも株価の下落につながった。来週には4月の消費者物価指数の発表も予定されていて、インフレがいつピークを迎えるかや、金融引き締めのペースをめぐって株価は当面、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。

ウェブサイトやアプリなどにログインする際に必要なパスワードは、管理が大変なことから、同じものを使い回す人が多いとされ、情報漏えいにつながるリスクがあると指摘されています。

こうした中、アップル、グーグル、それにマイクロソフトは5日、パスワードを入力しなくても認証できるシステムの開発で連携すると発表しました。

基本ソフトが違っても連携が可能な上、端末ごとに事前に設定する必要もないということで、たとえば、パソコン上でウェブサイトにログインしようとすると、自分のスマートフォン指紋認証を行うよう促す画面が自動的に表示されます。

この画面上でロックを指紋で解除するだけで、パソコン上に開いているウェブサイトにアクセスできるようになるということです。

3社は、来年中にこのシステムを提供する予定だとしていて、デジタル化が進む中、情報漏えいのリスクを減らし利用者のデータの安全性を高める取り組みとして関心が集まっています。

敵のスキャンダルを掘り起こせ。巨額のローンをまとめろ。ボディガードを雇い、豪邸を売却せよ。企業の経営陣に形だけでも加われ。ジャレッド・バーチャル氏(47)は6年前から、世界一の富豪イーロン・マスク氏の莫大な資産を管理しながら、突発的に命じられるこれら任務をこなしてきた。

  バーチャル氏はキャリアのほとんどにおいて、黒子に徹してきた。超富裕層のファミリーオフィスと資産運用業という狭い世界では名前を知られているが、ブリガム・ヤング大学の同級生らは同氏を覚えていない。不適切な行為で解雇されるまで在籍していたメリルリンチの元同僚らも、記憶にないという。

  関係者によれば、同氏はウォール街への橋渡し役の1人としてツイッター買収合意に欠かせないローン確保に貢献した。大型買収をまとめた経験こそないが、かつての勤め先であるモルガン・スタンレーの助けを得て、マスク氏への融資成立に寄与したという。同関係者はバーチャル氏について、現実的で接しやすい相手だと述べた。

  マスク氏の考えを伝える大使の役割もバーチャル氏は担う。昨年12月にハイテク企業投資家のチャールズ・ジョンソン氏に宛てたメッセージでは「マスク氏は徹底的に検閲反対の立場だ。現職の大統領を排除するなどもってのほかであり、正気の沙汰ではない」と記し、ツイッター言論の自由が保証されるプラットフォームであるべきだというマスク氏の見解を代弁している。

  2010年に入社したモルガン・スタンレーでは、スター社員ではないものの富裕層の資産運用には長(た)けていたと、当時をよく知る者は語る。バーチャル氏はマスク氏に出会い、16年にモルガン・スタンレーを退社。同氏のファミリーオフィス、エクセッションに立ち上げから関わることになった。ブルームバーグ・ビリオネア・インデックスによれば、マスク氏の資産は2500億ドル(約32兆6400億円)弱。その16%をテスラ株が占める。

  エクセッションはわずか2人で運営されており、マスク氏が持つほどの巨額の富を扱うファミリーオフィスとしては常識外れの小ささだ。マスク氏が拠点をテキサス州に移したのに伴い、バーチャル氏も同州に引っ越し、2020年にはオースティンに2億2500万ドルの豪邸を購入している。

  2018年にマスク氏はテスラを1株420ドルで非公開化することについて、ツイッターに投稿。これを巡る調査で明らかになった大量のメッセージや通話記録の中に、同氏とバーチャル氏のテキストメッセージがある。この中でバーチャル氏は古巣のモルガン・スタンレーを非公開化の合意に絡ませるよう推奨、「個人サイドで最良の資金源であり、断トツだ」と称賛している。「信用枠すべての中で最大(3億5000万ドル)を提供してくれ、われわれが枠の拡大や金利の低下を求めるたびに応じてくれている」と説得を試みている。これに対してマスク氏は「確かにそうだね」と応じた。

  9000万人のフォロワーがいるマスク氏とは正反対で、バーチャル氏はオンラインの世界では無名に等しい。同氏についての説明では「良い人」という表現が頻繁に用いられる。この記事を書くためのインタビューで、4人から同じ言葉が聞かれた。ただ、同氏と実際に接したことのある人でさえ、無口であまり印象が残っていないと話した。

  そんなバーチャル氏も、マスク氏のためには「良い人」らしからぬ仕事をする。2018年にはマスク氏を訴えた英国人ダイバーに不利な情報を探すよう命じられ、自称探偵の詐欺師を雇っているが、バーチャル氏はこの時ジェームズ・ブリックハウスという偽名を使っている。裁判での証言によれば、同氏はこの偽名を過去にも、マスク氏のための仕事で使ったことがある。

  ファミリーオフィス向け人材サービス会社、アグレイアス・グループの共同創業者タヤブ・モハメッド氏は、バーチャル氏の勤務が6年を超えていることから、マスク氏とは非常に相性が良いのだろうと話す。「バーチャル氏が非常に有能だと確信するが、そうした能力を超えた何かがあるはずだ。イーロン・マスク氏との親和性と相性が抜群であるに違いない」と語った。

  バーチャル氏にこの記事についてコメントを求めたが、返信はない。

原題:Elon Musk’s Fixer Is Quietly Tending the World’s Biggest Fortune(抜粋)

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