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イエメンでは、政権側と反政府勢力フーシ派の間で内戦が7年以上続いていますが、先月、国連が仲介し2か月間の全面停戦で合意しました。

これを受け、フーシ派が支配する首都サヌアにある国際空港で16日、航空便の運航が再開され、地元の航空会社が運航する旅客機が100人以上の乗客を乗せて、ヨルダンの首都アンマンに向け出発しました。

サヌアでは、内戦の影響で国外からの物資が途絶え、医薬品などの不足が深刻な上、民間人を対象にした航空便の運航も2016年から取りやめられていました。

このため、今回の乗客にはヨルダンで病気の治療を受けるという人の姿も見られ、国連は「治療が必要な人たちの助けになることを願う」というコメントを出し歓迎しています。

航空会社によりますと、次の便は今月18日に予定されていますが、運航を続けるためには政権側とフーシ派の双方が停戦を守って安全を確保する必要があり、今後、恒久的な停戦が実現するかが焦点となります。

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