医学部入試“性別で不利益は差別的” 順大に賠償命令 東京地裁 #nhk_news https://t.co/kWndG3IONX
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年5月19日
平成23年度から30年度にかけて、順天堂大学の医学部を受験し不合格となった女性13人は「女性の合格を制限するため、男性の受験者と比べて不当に高い基準をもとに合否を判定された。性別による差別を禁止した憲法の趣旨に反する」として、大学を運営する学校法人に賠償を求めていました。
19日の判決で、東京地方裁判所の加本牧子裁判長は、「大学は入学者の選別に関し、憲法の趣旨を尊重する義務を負っているのに、女性の受験者を性別だけで一律に不利益に扱う判定基準は、医師としての資質や学力の評価とは直接関わりのない事柄で合否の判定を左右するもので、不合理で差別的だ」と指摘しました。
そのうえで、「大学側はこうした基準の存在を秘密にして募集をかけていて、受験生がほかの大学を受験する意思決定の自由を侵害した。不合理な差別的扱いを受けた女性たちは精神的な苦痛を受けたと想像できる」として、それぞれの受験回数に応じて、1人当たり30万円から90万円の慰謝料を認め、合わせて800万円余りの賠償を大学側に命じました。
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