ECBが金融引き締めの用意、世界的な動きに合流する方向にhttps://t.co/Ix1hQ4X3KQ
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) 2022年6月6日
欧州中央銀行(ECB)は金融政策引き締めの世界的な動きについに合流しようとしている。インフレ率が過去最高を更新し、行動が求められている。
ECBは9日、資産購入終了を発表し、7月の利上げに向けたカウントダウンを正式に始める見通しだ。ECBはウクライナでの戦争によるユーロ圏の影響について評価を進める一方、刺激策引き揚げに消極的だった。米金融当局は約3カ月前に利上げ開始に踏み切っている。
一方、主要中銀の大半も引き締めを進める方向にあり、一部の中銀はそのペースを加速しつつさえある。米金融当局は5月、利上げ幅を0.5ポイントと、2倍にした。オーストラリアは7日、インドは8日に利上げ幅拡大の動きに追随する可能性がある。
こうした流れやユーロ圏のインフレ率が5月に前年同月比8.1%上昇したことで、ECBが利上げ開始の必要性で一致していることは明らかだ。ただ、0.25ポイントの利上げで十分かどうかや来年最終的にどこまで利上げを進めるかが現在の議論の中心だ。
ECBは7月と9月に0.25ポイントずつ利上げへ-エコノミスト調査
ホルツマン・オーストリア中銀総裁は利上げ幅が0.5ポイント未満であれば、「軟弱だと見なされるリスクがある」とし、オランダやスロバキア、ラトビアもそうした利上げ幅が少なくとも検討されるべきだと公然と主張している。
参考記事
ECBホルツマン氏、7月の0.5ポイント利上げは適切-決意示すためECB、7月利上げ既定路線に-争点は漸進主義か0.5ポイントか
原題:ECB Is Ready to Tighten Just as Global Peers Speed Up: Eco Week(抜粋)
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