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ヨーロッパ中央銀行は来月、11年ぶりに利上げに踏み切る方針ですが、この方針を受けて金融市場では、イタリアやスペインなど、相対的に財政基盤が弱い国の国債が売られて利回りが急上昇しています。

こうした状況を踏まえてヨーロッパ中央銀行は15日、臨時の理事会を開き、市場から国債を買い取る措置を柔軟に運用していく方針を決めました。

新型コロナウイルス対応の緊急対策として導入した債券の買い入れ策を活用するとしていて、イタリアなどの国債を念頭に置いているとみられます。

世界的にインフレが進むなか、各国の中央銀行は、金融引き締めを急ぐ方針を示していて、これによって金融市場では、株価の下落や一部の国債価格の急落といった不安定な状況が起きています。

ヨーロッパ中央銀行は、記録的なインフレを抑えるため利上げによる金融政策の正常化を急ぐ構えですが、かつてギリシャをめぐって起きた債務危機を連想させないよう、正常化の進め方には慎重なかじ取りが求められることになりそうです。

#ECB#金融政策