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日銀は7日、市場に供給しているお金の量を示す「マネタリーベース」を公表しました。

それによりますと、先月買い入れた長期国債の合計額は16兆2038億円で、1か月としては過去最大となりました。

これまで最大だった2016年4月の11兆円余りを、大きく上回った形です。

アメリカの金融引き締めなどの影響で日本の国債も売られやすくなり、長期金利が大規模な金融緩和の一環として日銀が示している「0.25%程度」の上限の近くまで上昇したため、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「指値オペ」と呼ばれる措置を毎日実施したことで、合計額も大きく膨らみました。

この結果、長期金利の上昇は抑えられていますが、先月末時点で日銀が保有する長期国債の残高は528兆2267億円で過去最大となり、国が発行した残高の半分程度に達していると見られます。

市場では、金融緩和を縮小するいわゆる「出口戦略」の際、金融市場への影響が大きくなるのではないかという懸念も出ていて、日銀は今後、難しいかじ取りを求められそうです。

#日銀#金融政策