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経済危機が続くスリランカでは、大統領の退陣を求める抗議デモで混乱が広がったことを受け、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が今月9日、議会の議長に対し、辞任する意向を伝えました。

その後、ラジャパクサ大統領は公の場に姿をみせていませんが、地元メディアやロイター通信などは大統領が今後、辞任した場合、新しい大統領は早ければ今月20日にも選出される見通しだと伝えました。

スリランカは、対外債務の残高が去年末の時点で507億ドル、日本円でおよそ7兆円に膨らみ、経済危機に陥っています。

燃料不足や食料不足が深刻化し、人々の間では不満が高まっていて、今後、新しい大統領が選出されても経済の立て直しには時間がかかるとの指摘もあり事態が収束に向かうのかは見通せない情勢です。

深刻な経済危機に陥るスリランカでは、政府に対する抗議デモが続いていて、今月9日にはデモ隊の一部が大統領の公邸を占拠し、ラジャパクサ大統領は13日、辞任する意向を示しています。

ラジャパクサ大統領は公邸の占拠以降、公に姿を見せず、所在が明らかになっていませんでしたが、政府関係者によりますと、大統領が13日未明に軍用機で家族とともにインド洋の島国、モルディブに脱出したということです。

また今後、モルディブから第三国に出国する可能性があるということで、辞任後の身の安全を確保するとともに、不逮捕特権を失うことを恐れたという見方も出ています。

政府によりますと、大統領が議長に対して辞表を提出すれば辞任することになりますが、実際に辞表が提出されたかどうかは明らかになっていません。

スリランカでは、深刻な燃料不足や50%以上におよぶ急激なインフレが続き、市民生活に影響が広がる中、ラジャパクサ大統領が辞任の直前に国外に脱出したことで、市民からの批判がさらに高まるとみられます。

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