チュニジア 大統領の権限大幅強化の憲法改正問う国民投票 実施 #nhk_news https://t.co/Cj2Rv5iuZc
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年7月25日
チュニジアでは25日、サイード大統領が主導する憲法の改正案の賛否を問う国民投票が行われました。
改正案は、大統領が議会の承認なしに首相を指名したり、議会に代わって大統領だけが政府の責任をただしたりできるとするなど、大統領の権限を大幅に強化した内容です。
サイード大統領は、政治や経済の混乱が続くチュニジアを立て直すためとして去年7月、首相を解任したうえで議会を停止させるなど、強権的な統治を進めてきました。
憲法の改正をめぐっては、野党や労働組合などが11年前に独裁的な政権を打倒した民主化運動「アラブの春」の精神に逆行し、サイード大統領の独裁に道を開くものだとして反発を強めていて、投票をボイコットする動きも出ています。
国民投票は、日本時間の26日の夜、大勢が判明する見通しです。
憲法の改正案は、賛成が過半数に達すれば成立することになり、「アラブの春」の唯一の成功例ともいわれたチュニジアで、政治の混乱がさらに深まることも予想されます。
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