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先月の参議院選挙で初当選したNHK党のガーシー議員は、UAEアラブ首長国連邦に滞在していて、3日召集される臨時国会を欠席する意向を示しています。

参議院議院運営委員会は2日理事会を開いて、ガーシー議員から提出されていた海外渡航届の取り扱いを協議しました。

その結果、与野党双方から、「届けには帰国日が記載されていないなど説明が不十分だ」といった指摘が相次ぎ、ガーシー議員の海外滞在を全会一致で認めないことを決めました。

そして、NHK党を通じて、ガーシー議員に速やかに帰国し、国会に出席するよう求めることになりました。

参議院によりますと、ガーシー議員が求めに応じなかった場合は、無断欠席の扱いになるということです。

これまで参議院では、平成25年にアントニオ猪木氏が国会の許可を得ないまま北朝鮮を訪問して国会を欠席し、30日間の登院停止の処分を受けたケースがあるということです。

NHK党のガーシー参議院議員、本名、東谷義和氏は現在、UAEアラブ首長国連邦に滞在しているということです。

帰国しない理由についてNHK党の立花党首は「本人は、警察が詐欺容疑などで不当逮捕する動きがあると主張している」と説明していて、先月29日の記者会見でも、3日からの臨時国会については「100%出てこない」と述べました。

また、秋に召集される見通しの臨時国会についても「出てこないだろう」としたうえで「出たくても出られないのか、出る気がないのかは明らかにしないといけない」と述べ、近く面会して意向を確認する考えを示しています。

参議院事務局によりますと、国会議員が正当な理由なく国会を欠席し続けた場合、除名される可能性があります。

国会法では、議員に対し、召集日に国会に集まることを義務づけていて、正当な理由がなく7日以内に出席せず、さらに議長が再度、促しても欠席を続ける場合、「懲罰委員会に付する」と規定されています。

懲罰には、軽いほうから「戒告」「陳謝」「登院停止」「除名」の4つがあり、懲罰委員会で「除名」が相当と判断された場合、本会議で出席議員の3分の2以上が賛成すると国会議員の地位を失います。
ただ、今回の臨時国会の会期は3日間で国会法の「7日以内」の規定に当てはまらないため、懲罰委員会の対象にはならないとみられています。

一方、参議院規則などによりますと、議員が国会開会中に海外渡航をする場合は、海外渡航届を提出したうえで、議院運営委員会理事会の了承を得る必要があるとしています。

NHK党の浜田政策調査会長は、NHKの取材に対し「海外渡航が認められなかったことは想定の範囲内だが、残念だ。参議院は多様な価値観を国政に反映させるべき場でありガーシー議員が海外在住のまま議員として活動しようという意思を私は尊重し、応援していく」と述べました。

自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で「議院運営委員会は当然の判断をした。国会が召集されたらそれに応じる責務が国会議員にはある。海外渡航届も何日から何日までと日を切ったものを出すのが当然だ」と述べました。

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