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総務省が発表した先月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が2020年を100として、102.2となり、去年の同じ月を2.4%上回って、11か月連続で上昇しました。

上昇率が政府・日銀が目標としてきた2%を超えるのは4か月連続で、2014年12月以来、7年7か月ぶり、消費税率引き上げの影響を除けば2008年8月以来13年11か月ぶりの水準です。

物価上昇の主な要因は、
▽エネルギー価格の上昇で「エネルギー」全体では去年の同じ月と比べて16.2%増加しています。

個別にみると
▽電気代が19.6%、
▽ガス代が18.8%、
それぞれ上昇しました。

食料品の価格も上がっていて、「生鮮食品を除く食料」は3.7%の上昇となりました。

具体的には、
▽「食用油」が40.3%、
▽「調理カレー」が15%、
▽「食パン」が12.6%、
それぞれ上昇しています。

政府・日銀は2%の物価上昇を目標としてきましたが、日銀は今の物価上昇は賃金の上昇を伴っておらず、本来目指している形ではないとしています。
総務省は「原材料価格や輸送費が高騰していることに加えて、円安による輸入コストの増加などで商品価格が上昇する動きが広がっている。引き続き価格の動向を注視していきたい」としています。

#経済統計